拠点拡大によるコミュニケーション機会の減少をお隣オフィスで劇的改善!遠隔点呼も開始!

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琴参タクシー株式会社 様

香川県で最大級のタクシー事業者です。60年以上香川に密着して営業する同社はタクシー・バス合わせて車両台数は200台以上。高松、坂出、丸亀、観音寺など香川県内の各地に営業拠点があり、貸切観光バスや路線バス、介護タクシー、運転手を派遣する請負等のサービスを提供。タクシー会社としては珍しく、グループに自動車整備工場も所有し自社での車検や3ヶ月点検も管理されています。

ご担当:河田 幸治郎 様
従業員規模:230名

Webサイト:

LoopGateを導入いただき、日々の業務や取り組みで活用されているお客様に、その使い道や導入の経緯をインタビュー形式にてお伺いする企画。
今回は、香川県で最大級のタクシー事業を展開される、琴参タクシー株式会社 河田様にお話を伺いました。

お隣オフィス 導入のきっかけ

Q.お隣オフィスを導入された経緯や導入前の課題をお聞かせください

拠点が増えるにつれて経営者と管理職のコミュニケーションが希薄になっていた

弊社はもともと河田タクシーというタクシー会社ですが、香川県の観音寺市が発祥で、一拠点で事業をしていました。その時点ではお隣オフィスは必要なかったのですが、平成21年に琴参タクシーを事業譲渡譲受、つまりM&Aで買い取って、そこから拠点が増えていったのです。丸亀市、高松市、坂出市と。
そうすると、一拠点のときには管理職とは良く喋って、コミュニケーションはしっかり取れていたのですが、拠点が増えるにつれて段々と話す機会がなくなってきて、どうにかできないものかと思うようになったのです。

私は殆ど丸亀市にいますから、顔を合わせることもなくなってきて、挨拶さえもすることがなくなってきました。そんな訳で何とかならないのかと、ずっと解決策を探していました。

お隣オフィスを選ばれたポイント

Q.拠点拡大において、お隣オフィスのどこを評価されましたか?

拠点が離れていても、近くにいると「感じられる」

はじめはZoomみたいなWeb会議のようなものをそれぞれの拠点においてコミュニケーションを取ろうとしたのですが、何かこうイマイチでした。音声が途切れたりとか、画面が小さくてなんとなく親近感がわかないというか。そんな感じだったので、もっと近くに居るように「感じられるようなもの」は無いのかと探していたら、ホームページでお隣オフィスを見つけて、それでお隣オフィス良いのではって思ったのです。

実際に使ってみたら、近くに感じられるという感覚がありました。音声もクリアだし、画面も大きいし、Zoomとかとは違って親近感が感じられたというか、感覚が良かったのです。

導入効果

Q.コミュニケーション機会について変化を感じられましたか?

やってみないとわからないが、やってみればこの価値がわかる

最初2台を入れたのですが、Zoomとかと違って親近感がわいてきたというかそれが良かったので、それで3台4台5台と順次増やしていったのです。売上を生むものに対する経費ではないから、最初はお金をかけるのは勿体ないという感覚もありました。お隣オフィス(LoopGate)が売上につながるとは考えていませんでした。

しかし今では、他の営業所、他の拠点の従業員とのコミュニケーションを考えた時に、それだけの効果や価値があるとわかります。売上を生むものだとわかります。こればかりはやってみないとわからないことでした。令和4年5月に2台、9月に1台、そして12月に3台を追加しました。まだ入れて間も無いですが、それでもまだまだ効果を高めていけると思えています。もっと「ええもん」になってくると思います。

Q.前より社内コミュニケーションが良くなったとか、声は聞かれていますか?

タクシーは、コミュニケーションが一番大事

私が彼らを近くに感じるように現場のスタッフも私を近くに感じるということです。毎日顔を合わすわけですので。画面越しに「おはよう」とか当たり前に挨拶できますよね。それだけでも全然違います。丸亀と坂出も10kmぐらいの距離ですが、なかなか行けなかったのです。顔を一週間以上も見ていないとか、しばらく挨拶もしていないなんてこともありました。導入した今では、「おはよう」とか「最近どう」とか、世間話もできるようになりました。お隣オフィスって画面が大きいじゃないですか。だから本当に隣りにいるという感じになってきています

Zoom(Web会議)とは違います。パソコンの小さい画面とは全然違う。電話とももちろん違います。わざわざ電話をかけてどうこうというのも違います。

タクシーは、コミュニケーションが一番大事なんです。経営者・管理職も含めてそんなに多いわけではない、中小企業では。
そういう観点でも、責任あるものが営業所に行けていないというのは問題だったのです。できるだけリアルに行けるようにしたいのですが、画面越しに会えるようになったのは良かったなと思います。

本当に他愛も無い話ですけどね(笑)、「今日は暇やな~」とか、終わってから話すにしても。でもそんな他愛も無い話をするかしないかが大きいのだと思います。親近感がわくようなシステムを入れたことで営業所の人も近づけるという感じです。画面越しでどうこうすることでもないのですが、「またそっちいったとき話すわ」とか、そういう日常の些細なやり取りが生まれています。

Q.お隣オフィスのモニタサイズについてはどのように感じていますか?

丸亀は広いので設置した65型サイズがちょうど良いです。数人レベルの拠点では50型ぐらいがいいですね。32型だとかなり小さく感じました。画面サイズも大事ですが意外とモニタースタンドのサイズを事前に調べておかないといけませんね

今後の展望

Q.今後はどのように使っていきたいですか?

琴参タクシーでは遠隔点呼(IT点呼)での利用を検討

運転手が帰ってきた時、ある程度24時間の人員配置で勤務しているのですが、夜間も働ける人は減ってきていますから、お隣オフィス(LoopGate)を遠隔点呼に使えると良いのではないかと思っています。遠隔点呼ができるようになっていけば、急遽管理者の調子が悪くなったとか冠婚葬祭とか、今は丸亀から坂出に急行して点呼しないといけません。それがこれからはLoopGateを使って遠隔点呼できるようになるのではと考えています。

点呼って時間が長いのです。夕方5時ぐらいから乗務を終えて帰ってくる人もいれば、夜に乗務に出ていく人もいるし、深夜2時までかかる場合もあります。管理職といっても2時までの業務はきついので職場環境を改善していきたいと思っています。
2023年4月より許可がおり遠隔点呼を開始されたとのことです。

Q.遠隔点呼はどのように行うのですか?

仕組みとしては、遠隔点呼装置を営業所に備え付けます。アルコールチェッカーでチェックをしているところの映像は全身が見えるようにしないといけないという要件もあります。
運行管理者は「体調はどうですか」と聞いたり酒気帯び等をチェックして、顔の表情も見るのです。これはZoomでは不安定なところがあって難しかったのですが、LoopGateだと安定してるので実現できそうですね。これから陸運支局に申請をして実現に向けた準備をしていきます。

遠隔点呼とは

遠隔点呼とは、自動車運送事業者がパソコンやテレビ電話、アルコール検知器などのシステムを用いて遠隔拠点間での点呼を行うものです。特に2023年12月1日から開始される「白ナンバー事業者のアルコール検知器によるアルコールチェックの義務化」に伴い、更なる安全確保が求められるようになります。
もともと自動車運送事業においては運行管理や安全確保のため、運行管理者(国家資格)が運転者に対して乗務前後の点呼を行う必要があります。働き方改革関連法の成立を受けて運送業においては長時間労働の是正や業務効率化を目的として遠隔点呼(IT点呼)の導入が注目されています。
従来はGマーク制度により厳格な基準が定められていましたが、令和4年4月より規制緩和が行われ、新しい「遠隔点呼」制度がスタートしました。

※参考:国土交通省「Gマーク制度」

社内コミュニケーション、営業会議を開催しやすくなる

それから営業会議ですね。琴参タクシーではできる限りリアルのコミュニケーションを大切にしているのですが、なかなか忙しくて各地で営業マンが集まる会議というのはできていないのです。今までは観音寺に集まったり高松から丸亀に集まって会議をしていたのですが、忙しくてなかなか集合できない。
ですが、このお隣オフィスをもうちょっと活用できたら、テレビ会議としても利用できるのではないかと考えています。

営業マンは他の拠点の者とはなかなか会わないのです。だからお隣オフィスを使うことでコミュニケーションをとったり、テレビ会議として営業会議を開ければ実際に集まる営業会議は毎週から隔週とか月一回と減らしていけると思います。本当にリアルなので。

Q.業界的に景気はどうですか?

まだもうちょっと我慢というところですね。コロナ禍になってタクシー業界は売上が50%を切って、40%ぐらいまで落ちたのです。バスなんて10~20%で本当に大変でした。助成金があったので休業して食いつないだりとかしていたのです。今はかなり戻ってきていますが、それでも3年前の80%ぐらいです。完全回復まではもうちょっと。これまでと比べると忙しくなったように感じるのですが、まだ厳しいですね。このコロナ禍でインバウンドもなくなって仕事が激減したので運転手が減ってしまったのも大きいです。お仕事も学校の遠足とかがメインで、インバウンドは全然戻っていないですね。あとはドライバーをどれだけ増やしていけるか次第です。

Q.今後も拠点を拡大していかれるのですか?

ためらっていた事業拡大、拠点拡大にも積極的にチャレンジしていける

今までタクシー事業がメインだったのですが、M&Aでの拠点拡大をすごくためらっていました。なぜかと言うと、拠点を増やせば増やすほど目が届かなくなりますので。
しかし、お隣オフィス(LoopGate)を知って、譲渡譲受(M&A)に挑戦しやすくなりました。
観音寺、坂出、詫間ときて、今後は高松と考えていますが、このシステムがあると思えば、今までのハードルが下がるのです。高松は現在10台規模の拠点ですが、タクシー業界では40~50台にしないと勝負できません。しかし、その規模の拠点を持つというのは大変なのです。自分の体は一つなわけですので。

それがお隣オフィスがあることで、毎日画面越しではあるけれど会うことができます。高松でもどこでも、その場にいるようにコミュニケーションできるから目が行き届くので、拠点の追加を実現できるのです。それに遠隔点呼も実現できれば経費も下がりますし、今まで人を置かないといけなかったのですが、高松もこの丸亀から遠隔点呼できるようになれば経費も浮いてきます。このように合理化して、これからの時代、タクシー会社が生き残るにはM&Aを積極的に考えていかなければならないところはあります。

こうやって事業を拡大して拠点を広げていくためには、どう拠点をまとめていくかを考えないといけないです。大きな会社と違って管理職がたくさんいるわけじゃありませんので。
でも、お隣オフィスならそれができると思っています。

琴参タクシー株式会社 河田様
この度は貴重なお話を誠にありがとうございました。

『お隣オフィス』について

本社と支店、事務所と工場といった離れたオフィス・拠点を大きなモニターやテレビで常時接続し、お互いの姿を等身大で確認することができ、双方向でいつでも会話できます。オフィスフロア内だけでなく、テレワーク中のスタッフがいれば、そのスタッフも常時接続中の通信に接続することで、一緒に働いているような感覚で業務ができる…といった使い方もできます。
まるで空間がつながっている“空間共有システム”として、いつでも拠点スタッフとコミュニケーションが取れるので、遠隔地との連携が強化できる職場環境づくりとして注目されています。

拠点間 常時接続システム「お隣オフィス・お隣デスク」

お隣オフィス・お隣デスクは、
オフィスの空間共有を実現できる
システムです。

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  1. モニターもしくはテレビを設置
  2. 本体、マイク、カメラを設置
  3. リモコンをワンタッチ

拠点間を常時接続することで、無駄な残業を減らすことや、人件費の削減ができ、また、お客様対応のスピードアップなど売上アップにも貢献します。ギンガシステム株式会社では、引き続き、業績アップのための企業活動を応援します。

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