リモート会議の普及に伴い、高品質な映像とクリアな音声で議事的なコミュニケーションを実現するために、専用のWEBカメラを導入する企業や個人が増えています。
本記事では、WEB会議に最適なおすすめカメラを「少人数向け・中規模向け・大人数向け」の人数別、「ビジネス会議・社内コミュニケーション」など用途別に紹介と失敗しない選び方を解説します。利用シーンに合わせたおすすめなWEBカメラを見つけるために、ぜひ参考までご覧ください!

この記事の目次
WEBカメラ紹介【人数別・用途別おすすめモデル】

WEBカメラ使用時の人数規模に合わせた性能選びはとても重要です。以下は弊社で取り扱っている製品の中でオススメなカメラを人数別に紹介いたします。
6人以下の少人数向け:パソコンに設置可能!高画質でコスパ最強
少人数のWEB会議に最適なカメラは、鮮明な映像とクリアな音声を提供します。高解像度、オートフォーカス、広角レンズ、AI背景ぼかし機能を備えたモデルは、簡単なUSB接続で使用可能です。コンパクトでスペースを取らず、コストパフォーマンスも優れています。
弊社ではLogicool製品の小型カメラも取り扱っております。こちらの製品は高解像度でかなり評価を頂いており、PCなどのモニター上部にカメラ下にあるクリップを挟むだけで簡単に設置できるので個人使用にも人気です。
また、広角レンズかつオートフォーカス機能付なので小規模人数で使用時に十分な機能です。

中規模(6-10人)向け:360度画角で調整不要なモデル
中規模な会議室では、360度カメラは便利でおすすめです。複数人が参加する会議でも、全員の姿を一度に映し出すことができ、臨場感のある映像を提供します。例えば、リコーやヤマハの360度カメラは、広い視野角を持ち、部屋全体をカバーします。さらに、Logicool RallyシリーズのようなAI機能付きモデルでは、参加者の動きに合わせてカメラが自動的に最適な位置に調整され、リアルタイムでの映像切り替えが可能です。これにより、会議の進行がスムーズになり、発言者をしっかりと捉えることができます。
弊社でも360度のカメラを実際に使用してみましたので、参考までにぜひ一読ください!
【関連記事】
AIで360°人物を認識するIPEVO TOTEM 360 はまるで対面のような没入感!【ハイブリッド会議に使えるWebカメラ】

10人以上の多人数向け:広角レンズやズーム機能付きモデル
大会議室では、広範囲をカバーできる広角レンズやズーム機能が必須です。PTZ(パン・チルト・ズーム)機能を持つカメラは、大人数の参加者がいる会議やプレゼンテーション時に最適で、遠隔からカメラの向きやズームを調整できます。
例えば、Logicoolの「Rally」やパナソニックのカメラは、広角レンズで部屋全体を捉えるだけでなく、特定の人物やエリアにフォーカスすることが可能です。
また、大会議室では、音声の拾い方にも注意が必要です。カメラに内蔵された高性能マイクや、外部スピーカーを組み合わせることで、遠く離れた発言者の声もしっかりとキャッチし、会議全体のスムーズな進行が可能になります。
実際弊社で取り扱っているPTZ機能付きカメラの紹介を行っているので参考までに!
【関連記事】
快適なWeb会議・テレビ会議にオススメのカメラ!首がフリフリ ロジクール PTZ PRO 2

WEB会議用なら人数規模に合わせた専用カメラの選択がベスト
WEB会議専用のカメラを選ぶ際は、会議室の規模に合わせて選ぶことが重要です。前述にある人数別おすすめカメラを参考にするのも一つの選択です。
また、会議室を使用する人数に大幅な変動がある場合におすすめなカメラはYealinkのスピーカーマイク一体型ビデオバーです。

こちらのカメラは、2つのカメラが内蔵され6つのカメラモードが搭載されており人数に合わせてモードを切り替えることで、少人数から大人数まで幅広く対応ができます。また、高性能なマイク・スピーカーが内蔵されているので高品質な外付けマイクスピーカーを購入する必要がなく、ケーブルが乱雑せずコンパクトに設置・導入が可能です。
以下の紹介動画をぜひご覧ください
社内用連絡手段としてオフィスに設置する場合の選択
オフィスに適したWEBカメラを選ぶ際は、以下のポイントに注目しましょう。
高画質カメラは社員の表情を正確に伝え、誤解を防ぎます。広角レンズ付きなら、複数人を同時にフレームに収めることができます。音声のクリアさも重要で、ノイズキャンセリング機能付きマイクを備えたものがおすすめです。プラグアンドプレイ対応なら、すぐに使えます。固定式と可動式の選択は、設置場所によります。セキュリティ対策として、データ暗号化機能も確認しましょう。予算に応じて最適なモデルを選び、社内コミュニケーションを効率化しましょう。
- 社内コミュニケーション手段としてWEBカメラを有効に使える「お隣オフィス」の事例
ZoomなどのWEB会議ツールを導入済みなら専用ハードウェアの導入も要検討

ZoomやGoogle MeetなどのWEB会議システムと連携させて会議を行いたい際は、WEB会議ツール専用のハードウェアの導入もおすすめです。Zoomでは、「Zoom Rooms」という専用機器が存在し、WEB会議ツールでの会議でクリアな映像と音声を提供し、高品質でスムーズなコミュニケーションを実現します。特に、頻繁に会議を行う企業や重要な商談が多い場合、信頼性の高い専用デバイスを使用することで、安定した通信環境を確保できます。
また、セキュリティ機能が強化されたモデルもあり、機密性の高い会議でも安心して利用可能です。専用ハードウェアの導入は、長期的なコスト削減や業務効率の向上にも寄与します。
弊社では、DTENが提供するZoom Roomsも取扱しております。詳しくは上の画像のリンク先サイトをご覧ください。
- Zoomの専用ハードウェアについて詳しく解説・紹介しています↓
会議や商談でも大活躍!手元カメラで細かいまで伝える

商談やプレゼンテーションでは、細かい情報が意思決定を左右します。IPEVOのオブジェクトカメラを使えば、カタログや製品パーツの細かい基盤などをそのまま画面に映し共有可能です。対面だけでなくリモート会議にも対応しており、手元からの情報伝達がより正確・迅速になります。
- そのほかのIPEVOカメラについてはこちらから↓
WEBカメラの必要性とは?専用機器を選ぶべき理由

近年、リモートワークやオンライン会議の増加により、高画質なWEBカメラの導入が求められています。ノートパソコンやスマートフォンにもカメラは内蔵されていますが、専用のWEBカメラを使用することで、解像度や画質の向上、スムーズなオートフォーカス機能の活用が可能になります。
| 項目 | PC内蔵カメラ | WEBカメラ(専用カメラ) |
|---|---|---|
| 画質 | 720pが主流、低画質 | 1080p・4K対応、高画質 |
| 画角 | 狭い(約60°~70°) | 広角(90°~120°以上) |
| 画角の調整 | なし(固定焦点) | あり(PTZ機能やオートフォーカス) |
| 設置の自由度 | 画面固定で調整不可 | クリップ・三脚などで設置調整可能 |
専用カメラの多くは200万画素以上の高画質センサーを搭載し、HD(720p)やフルHD(1080p)、4K対応など、用途に応じた撮影が可能です。さらに、広角レンズやPTZ(パン・チルト・ズーム)機能を備えたモデルなら、複数人が参加する会議でも全員の顔がしっかり映ります。
また、Logicoolやエレコム、BSWシリーズなどのメーカー製品では、スピーカー・マイク内蔵タイプもあり、クリアな音声と映像を同時に提供。クリップ式やスタンド式で設置も簡単なため、ビジネスシーンでの活用に最適です。
WEB会議カメラの選び方|失敗しない5つのポイントを解説
WEBカメラを選ぶ際のポイントを紹介します。用途に合わせ、以下の5点に気を付ければ最適なカメラ選びがはかどります。
画角(視野角)|個人向けと会議室向けの違い

カメラの画角(視野角)は、映像に映る範囲を決める重要な要素です。適切な画角を選ぶことで、会議参加者全員をフレーム内で判断し、スムーズなコミュニケーションが可能になります。
- 個人利用・少人数向け(6人以下):70°~90°
→ 1~2名会議なら標準的な画角で十分。 - 中規模会議(6~10人):100°~120°
→ 広角レンズ搭載モデルを選ぶことで、会議室の中央からでも参加者全員が映せる。 - 大規模会議(10名以上):120°以上
→超広角レンズカメラが理想的。1台で広範囲をカバーし、カメラ操作の手間を省く。
解像度やフレームレートの重要性とは?

解像度とフレームレートは、映像のバランスとスムーズな動きを決める要素です。適切な組み合わせを選ぶことで、会議の映像品質を向上させ、ストレスのないオンラインコミュニケーションが可能になります。
- 解像度の選択
- 720p(HD):基本的なWEB会議向け(個人利用・小規模会議に最適)
- 1080p(フルHD):高細精な映像でより覚悟(ビジネス会議や資料共有向け)
- 4K対応:最上級で細かい表情や文字もくっきり(プレゼンやウェビナーに最適) - フレームレート(FPS)とは?
- 15fps:ほぼの映像品質(静止画に近い)
- 30fps:標準的な会議向け(ゆっくりでストレスのない映像)
- 60fps:動画配信や動きの多い会議向け(発表や発表性が求められる場面に最適)
解像度が高いほどデータ通信量が多いため、ネットワーク環境も考慮しながら最適な設定を選びましょう。
- 解像度やフレームレートの重要性について解説した記事はこちら
-
画質を表す「HD」「フルHD」「4K」「8K」、解像度や画質の差による通信負荷を徹底解説!
Web会議のフレームレートとは?スムーズな会議映像を得るために
PTZ機能・オートフォーカス機能などの便利機能

WEBカメラを選ぶ際には、PTZ(パン・チルト・ズーム)機能とオートフォーカス機能が重要です。PTZ機能はカメラの角度をリモートで調整し、複数の参加者がいる会議でも最適なフレーミングを維持できます。
一方、オートフォーカス機能は動く被写体に対して自動でピントを合わせ、常にクリアな映像を提供します。これらの機能を備えたカメラは、プロフェッショナルな映像体験を提供し、オンラインでのコミュニケーションを向上させます。カメラ選びの際は、これらの機能があるかを確認しましょう。
スピーカー・マイク内蔵カメラのメリット|配線不要で省スペース

スピーカーとマイクが内蔵されたカメラは、WEB会議やオフィス設置に最適です。配線が不要でデスク周りがすっきりし、セットアップも簡単です。また、最新技術によるクリアな音声で、スムーズなコミュニケーションが可能です。この手軽さと省スペース設計で、小規模オフィスやリモートワークにおいて便利な選択肢となります。
弊社ではロジクールのスピーカーマイク一体型カメラを取り扱っております
周辺機器│スピーカーマイク一体型カメラ
コスパを重視したWebカメラの選び方

WEBカメラを購入する際、コスパの検討も必要になってきます。会議室などWEBカメラの設置する場所で重要な会議やプレゼンが行われる場合は、他より費用がかかる広角レンズやオートフォーカス、AI搭載など高性能なカメラを購入することで高品質な映像を相手に届けることができるため、大事な場面では役に立ちます。
反対に、個人用でテレワークなどに使用する際や重要度の低い打ち合わせなどでは、比較的安価で必要最低限の性能が揃っているカメラの購入を検討した方がよいでしょう。

最適なWEBカメラで快適な環境を実現

WEB会議をスムーズに進めるためには、高品質なカメラの導入が不可欠です。高解像度・広角レンズ搭載のカメラは、大人数の会議やホワイトボードの共有に適しており、PTZ機能やAI追尾機能を備えたモデルなら最適なアングルで映像を提供できます。
カメラ選びでは、画角・解像度・接続方式・主要WEB会議システム(Teams・Zoom)との互換性を考慮することが重要です。購入時にはAmazonやメーカー公式サイトの口コミや評価を参考にし、コストパフォーマンスの高いモデルを選ぶことで、ビジネスの効率化とチームの連携強化が図れます。
- WEB会議用マイクスピーカについてはこちら

関連ページ
-
オンプレミス(閉域網)
企業向けオンプレミステレビ会議システムの最適なリプレイス方法とは?相次ぐサポート…
企業が使用するオンプレミスのテレビ会議システムは、これまで高い信頼性とセキュリティを提供してきました […] -
オンプレミス(閉域網)
オンプレミス vs クラウド:それぞれのメリット・デメリットを徹底比較
企業がITインフラを選ぶ際、オンプレミスとクラウドのどちらを採用するかは大きな決断です。オンプレミス […] -
オンプレミス(閉域網)
厳格なセキュリティを実現する官公庁向け音声会議システムの選定ガイド
官公庁では、情報セキュリティの強化と業務効率の向上を目指し、信頼性の高い音声会議システムの導入が進ん […]
インタビュー・導入事例
-
リモート対応で変わる医療現場—淀川キリスト教病院の【閉域利用】LoopGate活…
淀川キリスト教病院では、コロナ禍を契機に新たなリモート対応の仕組みを導入し、大きな成果を上げています […] -
もう一人で悩まない。“相談できる隣人”が全社に──常時接続が変えた、東日本銀行の…
株式会社東日本銀行 様東日本銀行は、2024年4月に創立100周年を迎える地方銀行です。「中小企業の […] -
サーバをオンプレミス構築し31地点を接続。会議や研修など重要な連絡に活用!Web…
テレビ会議によるリモート環境構築がもたらす効果に期待 愛媛県警察は、県内広大な地域において、従来は本 […] -
オンプレミス型で29地点を接続。業務連絡、研修、各種会議などでの情報共有や意思決…
業務の合理化、働き方の見直し、災害警備体制の強化など、職場環境の向上を目的として 長崎県は、東西21 […]





