テレビ会議と一緒に導入して役に立つ周辺機器6選

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図1テレビ会議システムの導入をする際に一緒に導入すると、運用がラクになったり会議の進行がスムーズになる周辺機器を6つ、ご紹介します。

1.カメラ

※写真はSONYのEVI-D100

本体に備わっているカメラだと画角(カメラが撮影する範囲)が狭くて会議に参加している全員が映らなかったり、ズーム機能などがなくて誰か特定の人だけを映したいときなどに使いづらいことがあります。システムによっては、本体以外のカメラの映像を取り込んで映すことができるものがありますので、前述のような課題がある場合は、別売りで高性能のカメラを購入するとよいでしょう。

お勧めは、PTZカメラ(パン・チルト・ズーム)カメラです。パンは、カメラの首を左右に動かせる機能、チルトは、カメラの首を上下に動かせる機能、ズームは、カメラの映像を拡大できる機能です。さらにリモコンでそういった機能を操作できるカメラであれば、会議中でも、会議に支障をきたすことなく操作が可能ですので、より良いかと思います。

 

2.マイクスピーカー

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※写真はNTT-ATのR-Talk1500

本体に備わっているマイクだと集音範囲が狭くて会議に参加している全員の声が集音しきれないなどの問題がある場合があります。システムによっては、本体以外のマイクを接続することで、そちらの音声を取り込むことができるものもあります。

お勧めは、エコーキャンセラー機能付きのマイクスピーカです。エコーキャンセラー機能というのは、エコーの発声を抑制する機能のことで、会議のスムーズな進行には欠かせません。また、マイクスピーカというのはマイクとスピーカが一体となった製品のことです。

3.キャスター付きテレビラック

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※写真はハヤミ工産のPH-773

会議室にテレビ会議システムを設置した場合によくあるのが、テレビ会議を使用したいが会議室が他の利用者によって使われていてテレビ会議ができないというケースです。この場合、テレビ会議システムを別の会議室に移動させることができれば、スムーズに対応ができますが、関連する機器が1つにまとまっていない場合、移動させるだけでも大きな手間がかかります。

キャスター付きのテレビラックにテレビ会議システムとモニター、関連する周辺機器を配線したまま置いておけば、電源のアダプタを抜いてからテレビラックをコロコロ動かすだけで、簡単に移動ができてしまいます。配線のミスもありません。

4.ホワイトボード

会議中は声や身振り手振りだけでは伝わらないようなこともあります。そういった場合にホワイトボードに絵を書いたりして、それを相手に見せることで理解度が深まることがあります。ズーム機能付きのカメラであれば、ホワイトボード上の絵を拡大して表示して相手に見せることもできるでしょう。

5.ペーパーレス会議システム

会議中に使う資料を各参加者がもつタブレットに配信し、共有することができるシステムです。紙自体の利用量や印刷代の削減などコスト削減の効果もありますし、また、司会者が配信済の資料を1ページめくれば、参加者全員のタブレット上でページが1ページ進む、といった連動機能もございますので、会議がよりスムーズに進むことにもつながります。

6.HDDレコーダー

HDDレコーダーとテレビ会議システムを連携させれば会議に参加できなかった方が後で確認できるように、会議の様子を録画しておくことが可能です。また、テレビ会議システムを利用して研修した場合に、講師の様子を録画しておくことで、あとでいつでも好きなときに各社員がその研修を受けられる、といったような活用もできるかもしれません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。テレビ会議の周辺機器には様々な製品があります。環境を改善することで、より利用頻度が上がるなどのメリットにもつながりますので、導入後の改善も忘れずに考え続けられると良いですね。