研修・セミナーにテレビ会議システムを使用する

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a0002_000166テレビ会議システムというぐらいですから、ユーザーの利用用途の大半は各種会議や打合せです。しかし、せっかく導入したシステムを会議だけに使うのはもったいなくないですか?今回はテレビ会議システムを使って、研修やセミナーを実現する方法について紹介します。

 

出張対応により発生しうる課題

担当の方が各地の事業所に出張して研修を行う場合、お悩みとして多いものは、

  • 移動交通費
  • 日程調整
  • 実施状況のムラ

です。今回は新商品の研修を例にとってそれぞれの課題を掘り下げてみましょう。

  • 移動交通費

現地に赴くと交通費がかかってしまうのは当然ながら、「交通費がもったいないから」という理由で、現地での研修を見送るケースも往々にしてあるようです。その結果、新商品の商品知識などがメールやFAX等による情報配信で終わってしまい、理解が深まらないという弊害も起こりえます。そして、そのままお客様先に提案にいっても新商品の魅力を伝えきれない、なんてことも…

  • 日程調整

日程の調整だけで何日もかかってしまって、全社に伝えきるまでは更に時間を要する…というようなことがあってはせっかくの新商品も販売開始が遅くなってしまいます。機械損失に繋がりもったいないですよね。

  • 実施状況のムラ

現地に赴いての研修の場合、交通費などの関係もあってその1回きりしかできないということもあると思います。
その1回きりの研修に都合が合わないと、受講できない人もでてしまい、理解度に差が生まれてしまいます。

 

テレビ会議システムで課題解決

テレビ会議を活用すれば、これまで挙げた課題を解決できます。

  • 移動交通費

当然ながら移動がなくなりますのでかかりません。

  • 日程調整

移動時間の考慮が不要になりますので、調整の負担が減ります。極端な話ですが、これからやりましょう、ということも無理な話ではないのです。また、日程次第では、そもそも各事業所ごとではなく、全事業所一斉に研修することも可能になるのです。

  • 実施状況のムラ

日程調整が容易ですから、受講できていない方を対象とした研修時間を設けることもできます。

対面でないと相手の理解度が測れない、という不安がある方もいらっしゃるかもしれませんが、
多彩な画面分割で受講者の受講態度を確認することもできますし、
表情も読み取れるので、理解度も十分に測れます。

テレビ会議で研修をする場合に気をつけるポイント

  • マイクを選ぶ時

ハンドマイクやグースネックマイクなど指向性の強いマイクを選ぶようにしましょう。人数が多いと紙をめくった音や、周囲のざわざわが伝わる可能性も高くなります。そういった環境でも発言者の声をしっかりと相手に伝えることが可能です。

  • カメラを選ぶ時

パンチルトズーム対応のカメラがよいのではないでしょうか。人物をクローズアップして、より表情を読み取りやすくできるでしょうし、発言者とホワイトボードを切り替えるなど、カメラの向きを変えたい場合にも柔軟に対応できます。

  • 資料を見せる時

書画カメラで手元の資料を見せたり、ペーパーレス会議システム等、資料共有に特化したサービスを利用することで、同じ資料を各地で見ることができます。

まとめ

投資対効果をどれだけ出すかということを考えると、テレビ会議システムは会議・打ち合わせだけではなく、その他様々な用途での活用を視野に入れて検討することが大事です。