傾聴するから記憶に残る。テレビ会議で相手の理解が深まる

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Web会議・テレビ会議といったリモート会議システムを採用する企業は益々増加しています。それに合わせて、これまでは考えもしなかった課題や気づきが続々と表れてきました。

テレビ会議は、ビジュアルコミュニケーションツールとも呼ばれています。一方で矛盾してしまうのですが、テレビ会議における相手とのコミュニケーション不足という心配の声を耳にすることがあります。

そこで今回は、テレビ会議で相手への理解をより深めるため、テレビ会議で「相手に意識を集中すること」をテーマに書いていきたいと思います。

コミュニケーションツール…なのに不安??

本来、テレビ会議はコミュニケーションを取るための仕組みです。それに対してコミュニケーションが不安視される…ということは、相手に集中して傾聴できているのか?と言うことになります。

テレビ会議の導入でコミュニケーションは活性化する

テレビ会議では、従来の直接顔を見合わせての会議と比べてコミュニケーションが取れないのではないか?と思わるかもしれません。
たとえ遠隔地の人とのやり取りが必要なときも、電話やメールを使って1対1の関係で対話するほうがよいと感じる人もいるでしょう。たしかに、そのようなコミュニケーションは、お互いの意見を率直に伝えられるというメリットがあります。
テレビ会議の場合はさらに、音声と映像が同時に情報として加わります。画面ごしに顔を見合わせて対話できるので、電話以上にコミュニケーション情報を手にいれることができます。

認識のズレなど相互理解の問題も軽減できる

また、提示された情報を共有できるので理解に齟齬が起きにくくなり、参加者同士で考えが共有しやすくなります。そのため、テレビ会議の導入は、コミュンケーションを築くのに効果的であるといえます。ですが、テレビ会議を導入するだけでは、相手を理解することは難しいでしょう。相手を理解するには傾聴を意識しながら対話することが大切になります。
心理学者として著名なカール・ロジャースは「積極的傾聴」(Active Listening)という手法を提唱しました。これは、効果をみせたカウンセリングを分析した結果から導かれたものです。現在では深く相手を理解する手法としても用いられています。

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積極的傾聴の3条件を意識して相手を理解しよう

「積極的傾聴」では「共感的理解」「無条件の肯定的関心」「自己一致」の3つの条件を満たした傾聴が求められます。

共感的理解

「共感的理解」とは、ただ音声に集中するのではなく、相手の立場になって話を聞くことです。また、興味のない話であっても、聞いたフリをするのではなく、関心を持って聞くことを指します。

無条件の肯定的関心

「無条件の肯定的関心」は相手の話を最初から否定的に捉えるのではなく、肯定的に考えることです。たとえ主張が反社会的であるとしても、頭から否定するのではなく、なぜそのような考えに至ったかに関心をもって対話することが重要です。

自己一致

「自己一致」とは傾聴する側も、自分の気持ちを大切にすることです。もし、話にわからないところがあるなら、素直に質問や内容の確認をします。さらに「自己一致」では聴き手と相手の気持ちの双方に対して、真摯かつ平等であることが求められます。考えに偏りを持つのではなく、公平に判断する姿勢を持つようにしなければなりません。また、このような態度でコミュニケーションに臨むと、相手の考えにより興味を持ちやすくなります。そのため、漫然とした態度で会議に臨むよりも、情報が記憶に残りやすくなります。

相手を深く理解するコミュニケーション

さまざまな意見を持った人たちが、それぞれの考えを発表できなければ、良い会議や議論は成り立ちません。それはテレビ会議システムを使っても同じで、参加者が会議に積極的に参加しやすい環境にしてあげることが大切です。しかし、テレビ会議に参加する人は、自分の考えを否定されるのではないかという恐れを誰しもが持っています。「積極的傾聴」を意識することで、そのような不安感を取り除けます。互いに安心して発言ができるなら、相手を深く理解するコミュニケーションも難しくはないでしょう。

傾聴することで相互理解が深まる

テレビ会議はコミュニケーションを築く上で有利なシステムです。しかし、相手を理解するにはテレビ会議という枠には留まりません。

相手の言葉になおのこと意識を集中し、相互理解が深まる良いテレビ会議にしてください!。

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