ADSLやスマホのテザリングなど…、通信速度の遅い回線でテレビ会議は可能なのか…?

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昨今のネットワーク環境は、高速なデータ通信ができる光回線が当たり前のように普及が進んでいます。モバイル回線においても「4G」が行き渡り、さらには光回線よりも速い「5G」も拡がりつつあります。弊社サービスはISDNの時代から始まっていますが、ネットワークの進化は凄いものだなと感じます。

光回線や5Gは動画や音声データをよりスムーズにやり取りできるようになり、テレビ会議やWeb会議などのビジュアルコミュニケーションはかなり高品質になってきました。
一方で、LoopGateのよくあるご質問の一つに、「遅い通信回線でもできるの?」というものがあります。

ビジュアルコミュニケーションは映像と音声のデータをリアルタイムでやりとりするため、一定量の通信が発生します。光回線よりは通信速度が遅くなるADSLやスマホのテザリング(LTE回線など)の通信環境下で、テレビ会議は使えるのでしょうか?

テレビ会議・WEB会議LoopGate

スマートフォンのデザリングを活用したテレビ会議の始め方

スマートフォンのデザリング機能を活用すれば、Wi-Fi環境がない場所でも手軽にインターネットを利用できます。この便利な機能を使えば、自宅やオフィス以外の場所でも、Zoomや他のテレビ会議ツールを快適に利用することが可能です。この記事では、デザリングでテレビ会議を始める方法やポイントについて解説します。

デザリングとは?

デザリングとは、スマートフォンをモバイルWi-Fiルーターとして利用し、他のデバイス(パソコンやタブレット)をインターネットに接続する機能です。多くのスマートフォンがこの機能を備えており、簡単な設定で利用を開始できます。特に、外出先でパソコンを使ったテレビ会議を行う際に役立つため、ビジネスパーソンの間で注目されています。

必要な通信速度の目安

テレビ会議をスムーズに行うためには、安定した通信速度が欠かせません。Zoomなどの一般的なツールでは、以下の通信速度が推奨されています。

  • 1対1の通話:1.2Mbps以上
  • グループ通話:3.0Mbps以上

スマートフォンのデザリングを利用する場合、通信速度が場所やキャリアによって異なるため、事前に速度を測定しておくことをおすすめします。

デザリング利用時の注意点

デザリングは便利ですが、以下の点に注意が必要です。

  1. データ消費量
    1時間のテレビ会議で約1GBのデータを使用する可能性があります。頻繁に利用する場合は、無制限のデータプランを検討しましょう。
  2. バッテリー消耗
    デザリング中はスマートフォンのバッテリー消費が激しくなります。会議前に充電を十分に行い、必要ならモバイルバッテリーを用意しておくと安心です。
  3. 接続の安定性
    長時間の会議では接続が不安定になることもあります。重要な会議の前にはテスト接続を行い、通信環境を確認しましょう。

ADSLやLTE回線でもLoopGateは利用できます

ADSLのでもLoopGateによるテレビ会議・Web会議は可能です。ADSL以外でも、フレッツ光ネクストやニューロといった光ファイバーや、ケーブルテレビにも対応しています。

また、LoopGateはWi-Fi対応しているので無線ルーター経由でつなぐこともできますし、4G(LTE)や5Gのデータ通信端末やテザリング経由での通信、あるいは完全閉域型のVPNサービス等でも利用できます。

ADSLでは回線帯域に注意

ADSLでテレビ会議システムを利用する場合、回線帯域について注意が必要です。ADSLでは利用場所がADSL回線の基地局から遠く離れている場合、通信速度が悪い場合があります。その場合でもADSL回線の「帯域調整」を行うことで回避できるケースがあります。

LoopGateで回線帯域を調整

LoopGateには通信速度を制限する(上限を下げる)こともできますので、通信品質が悪い場合には自動的にデータ量を低下させて、通信帯域を調整します。

また拠点間ネットワーク等で業務用のデータを優先したい、影響を与えたくないケース等では、通信速度の上限を下げることもできますので、業務への影響をコントロール可能です。例えば2地点間での通話の場合は、168Kbps~2Mbpsの間で段階的に上限設定ができます。

(※通信速度を下げる場合、映像の品質が若干低下します。)

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スマホのテザリングにおける注意点

ティザリングでテレビ会議を行うと、データ量をかなりの大きさを使用することになります。容量を食う映像データをリアルタイムでやりとりするためです。そのため、例えば数ギガプラン加入のスマホでテザリングをして…とやった場合、その月は外でYoutubeを見ることは厳しくなるかもしれません。

モバイルデータ通信端末やスマートフォンのテザリング等でテレビ会議通信をする場合、データ量にもよりますが、1時間に1G程度消費する可能性もありますので、よく使う場合は通信プランを無制限にしておくか、上限のあるプランならば、使えるギガ残量を要チェックです。

環境下で利用できるか、できるだけ確認を

LoopGateは1週間の無料トライアルも行っていますので、お客様の環境での品質をご確認頂くことができます。正常な利用ができるのか、調整可能な余地はあるのか?といったことも、弊社のサポートを通じて試すことができますので、まずは一度トライアルを行ってみるのも有効です! 是非、お試しを!

(この記事は2015年2月12日掲載の内容をリライトしております。)

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