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会議中は集中していても、不意に眠気に襲われてしまうというケースは珍しくありません。このため眠気覚ましの対策を検討しておく必要があるのですが、今回はそんな会議中の眠気を覚ますための対策をいくつか紹介します。
会議中に襲ってくる眠気の原因は人によって異なりますが、共通している原因として挙げられるのが体のメカニズムです。人は体を動かしていると交感神経が活発になるため、眠気を感じにくくなります。逆に体を動かさずにいると副交感神経が働き始め、リラックス状態にして体を休ませようとして眠気を起こさせると考えられています。このため体を自由に動かすことができない会議中は脳がリラックス状態に入りやすいことから、眠気に襲われやすくなるのです。
ほかにも会議の進行が単調であったり内容が薄いと集中力や気力がそがれやすく、眠気に襲われやすいと言います。さらに会議室の酸素濃度が下がってくると徐々に眠気に襲われやすいと言われていますし、室内が温かい場合も眠気に襲われやすいため注意が必要だとされています。このように会議中に襲ってくる眠気にはいくつかの原因があるので、原因に合わせて眠気を覚ます方法を検討していくことが大切です。
会議中に眠気を感じるとき、手軽にできる方法としてツボ押しがあります。手の親指と人差し指の間にある合谷(ごうこく)を軽く押すと、血流が促されて眠気が和らぎます。また、耳の裏側や耳たぶを優しく揉むことで自律神経が刺激され、眠気の解消につながります。これらは特別な道具を必要とせず、その場で実践できる効果的な方法です。
眠気が襲ってきたときは、冷たい水を少量ずつ飲むと良いでしょう。冷たい刺激は脳を活性化させ、眠気を軽減します。さらに、定期的な水分補給は身体全体の循環を助け、集中力を持続させる効果も期待できます。炭酸水や軽い風味のついた水も、気分転換に役立つ選択肢です。
長時間同じ姿勢を続けると血流が滞り、眠気が生じやすくなります。背筋を伸ばし、肩や首を軽く動かすことで筋肉が緩み、酸素の供給が増えて眠気を防ぐ効果があります。簡単なストレッチを加えるとさらに効果的で、体が活性化し会議への集中力も戻ってきます。
目を酷使することも眠気の原因の一つです。会議中に視線を変え、窓の外や遠くの物を見るだけで目の疲れが軽減し、気分がリフレッシュします。この小さな行動で、短時間で頭をリセットし、集中力を取り戻すことができます。
発言や意見を積極的に伝えることは、眠気防止に非常に効果的です。発言を増やすことで頭が活性化し、会議に対する意識が高まります。また、議事内容をメモに取ることで、手を動かしながら集中力を維持できるだけでなく、会議内容を深く理解する助けにもなります。
会議中に襲ってくる眠気を予防したい場合は、会議中だけではなく会議前にもいくつか対策を取ることが大切です。例えば午後から会議がある場合、昼食に血糖値が上がりやすいものを食べてしまうと眠気を感じやすくなります。そのため会議前は炭水化物やスイーツをできる限り控えるようにして、血糖値が上がり過ぎないように配慮しておくことも眠気覚ましの対策として効果的です。また、ミント系のタブレット菓子やクールタイプの刺激が強い目薬などの眠気防止アイテムを使用するのも有効です。
ほかにも可能であれば、会議前や休憩時間に5分から10分程度の仮眠をとっておくと脳が活発に働きやすく眠気を感じにくくなると言います。特に普段から寝不足を自覚している場合は、会議前に少しでも脳を休める時間を作っておくことが大切です。
会議中は普段の仕事と違って体を動かすわけではないため、眠気に襲われやすい環境になりがちです。そのため個々だけではなく進行役も含めて、会議前または会議中に眠気を予防したり眠気が覚めるような対策を講じることで時間を有意義なものにしていく必要があります。