テレビ会議の環境整備!ケーブルを綺麗に整理してトラブル防止

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据え置き型のテレビ会議端末やモニター・カメラなどの機材を会議室に設置した時に気になるのは「ケーブル(配線)」です。機材が増えるほど雑多になっていくケーブルは、うまく整理しておかないと見た目も悪く様々なトラブルの原因になります。

今回は、主にどんなトラブルが起きるのか?そしてその回避方法について書いていきます。
会議室の環境を整備して、快適なテレビ会議を!

ケーブルが原因のトラブルは結構多い

弊社のサポートセンターにもお客様からケーブルが原因であるトラブルのお問い合わせをよくいただきます。

機器の無線化は着実に進んでいる世の中ですが、安定したネットワークの回線速度を確保するために有線LANケーブルを使用するケースはまだまだ多いですし、テレビ会議端末を始め電子機器の電源や機器同士の接続にはケーブルを使います。
この数々の配線は技術が進んだ昨今でもそこまで頑丈ではなく、何度も曲げたり踏んづけたり、引っかかってしまうと劣化や断線してしまいます。ケーブルとコネクターの接続部分は曲げや引っぱりに特に弱く、断線しやすい箇所です。

日常でも例えば、スマホのケーブルが断線するなどご経験される方も多いのではないでしょうか。

電源まわりのホコリの蓄積

ケーブル系がみすぼらしいから、隅の方やモノの影・足元の見えない箇所に置くパターンは、雑な配線処理の王道パターンでしょう。

その隅に追いやられた電源タップさんの周りに、ホコリが積もっていませんか?
これは火事の原因のひとつで、会議室に限らず自宅でも電源まわりのホコリは頻繁に除去しておくことをオススメします。

電源まわりが原因による火災については、総務省消防庁のページにも動画付きで情報が掲載されていますので、是非ご参考ください。
総務省消防庁 火災対策 電気火災

見栄えの悪さはほとんどゴチャゴチャしたケーブルのせい

カメラマンに伺った話ですが、求人専用サイト制作でオフィス内の撮影案件が増えているそうですが、撮影カットでいつも邪魔になるのが雑多に押し込められたケーブルだそうです。ケーブルが原因で写角が制限されて、撮影時間が押してしまうこともしばしばあるそうです。

特に来客で社外の方も招き入れる会議室では、乱雑になったケーブルの見栄えはすごく悪い印象となります。当然、社内で使うのみであっても、毎日乱雑なケーブルを見るのはあまり気分がよろしいものではないですよね。

テレビ会議においては、画面に写る場所は気にかけるものの、枠外は意外と雑多…なんてことも多いと思いますので、しっかりと整理した方が、トラブル対策や精神衛生的にも良くなるはずです!

ケーブルの整備方法

シンプルに行えるのはケーブルをまとめること

会議室のケーブル問題を解決するならまず、ケーブルをまとめる方法がシンプルで効果的と考えます。LANなどのネットワークケーブルは配線モールで保護しながら壁や床に隠すことができます。
見栄えを改善するだけなら配線モールだけでも十分ですが、今後もテレビ会議が多くなるのであれば抜本的な機材を含めて整備したほうがいいでしょう。

ケーブルの機器種別・太さ・利用頻度などを考慮して、ほぼ動かさないケーブルだけをまとめ、ケーブル収納用のケースに入れるといった方法をとれば、汚れや劣化も防げて見栄えも良いです!

OAフロア化

大掛かりですが、床を一段高くするOAフロア化がなされてない場合は、導入してケーブルを下に通すのも一つの方法です。大掃除やリフォームのタイミングでないと、中々実施は厳しいですが、前述の火災防止や配線を守る意味では、大変有効な手段だと思います。

また…、すでにOAフロア化となっているにもかかわらず、後追加のケーブルが増えたのであれば、カーペットを剥がして、上述の動かさないケーブルを床下に収納するだけでもかなり綺麗になると思います。

ケーブルを整備して使いやすい会議室作りを

普段仕事をしているオフィスエリアと違い、会議室はどこまでコストをかけてケーブル整備をするか企業によって様々です。ケーブル問題はどこの企業でもありえる身近な課題ですが、些細なことだから問題が先延ばしにされることも多いように思います。

放置しておけば何か問題が起こる可能性も秘めています。環境に合ったケーブル整備をして快適な会議室空間を手に入れて下さい!

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