テレビ会議システム・Web会議なら日本製・国産のLoopGate (ループゲイト)
マネジメントにおいて、従業員が普段どのように業務に取り組んでいるのか、詳細に把握することはとても重要なことです。特に、遠くにある支店や営業所拠点は日常の動向が把握しにくいため、可能な限り現地へ出張して様子を把握したいでしょう。
しかしながら、移動時間を考慮すると頻繁な出張はあまり効率的ではありません。
そこで、離れた拠点のマネジメントを効率的に行う手段として、オフィスの様子をモニターに映し出し、拠点の様子を確認できる環境を取り入れる企業が増えています。
その手段としては、
以上の2点が挙げられますが、これらはオフィスの状況を映しだす点では同じものですが、その性質は大きく違い全く別物です。
この記事では、監視カメラによるオフィスの監視とテレビ会議システムを使用した拠点間の常時接続の違いについて解説します。
拠点間 常時接続システム「お隣オフィス・お隣デスク」
お隣オフィス・お隣デスクは、
オフィスの空間共有を実現できる
システムです。
この記事の目次
まずは監視カメラとテレビ会議システムの常時接続にはどのような違いがあるのかをまとめました。
テレビ会議システム 常時接続 | 監視カメラ | |
---|---|---|
設置目的 | コミュニケーション | 監視・管理・防犯 |
モニタ設置場所 | 各拠点に設置 | 特定の部屋や場所に設置 |
コミュニケーション | 双方向 常時接続に接続している場所すべてが、互いに音声と映像を使ってコミュニケーションが取れる。 | 不可 映像を確認することが目的であるため、コミュニケーションは取れない。 |
カメラの設置場所 | フロア全体が見渡せる高い場所の他、デスクなど用途に応じて設置場所を選べる。 また、Webカメラを使うため自由に移動が可能。 | フロア全体が見渡せる高い場所。 原則、固定設置のため移動不可能。 |
心理的な印象 | 双方向のコミュニケーションができるので、見られているというよりは一緒にいる感覚になり、安心感がある。 | 一方的に見られている感覚があり、威圧的で心理的な負担がかかる。 |
テレビ会議の常時接続は、インターネット回線を通して遠く離れた拠点の映像を常に流し続けます。バラバラに点在する拠点間でお互いのオフィス映像が常時接続されるので、各拠点が合体したような雰囲気のもとでビジネスを進められます。
これにより、遠隔地の拠点のメンバーが一緒に朝礼に参加したり、雑談に加わったりできるようになります。
例えば、いざ社内の打ち合わせをするとなった時に、お互いのスケジュールを調整する必要があります。テレビ会議の常時接続であれば、必要なタイミングで近くにいる社員に話しかけるような形で打合せできます。リモートでもビジネスを円滑に進めたいケースに便利な接続方法です。
監視カメラは、犯罪を防ぐために利用されるのが一般的です。つまり、その名の通り監視が目的です。そして、防犯や記録を目的に設置されることがほとんどでしょう。そして、コミュニケーションを取ることは用途にしておりません。
もちろん、監視カメラもビジネスシーンにおいて利用する場合があります。例えば、工場といった生産現場に設置して、本部から状況を「管理」するための用途です。この場合も、管理相手からのコミュニケーションを目的としていないのであれば、監視カメラが用いられる方が多いと思います。
監視カメラは多くの場合、監視対象の手が届かない場所に設置され、監視される側からは操作ができず、映像の確認もできません。操作確認ができてしまえば、そもそも監視の役割が無くなってしまいます。
監視カメラは監視が目的なので、ビジネスに導入するとなれば、社員が身構えてしまいます。相手へのコミュニケーションも取れず、見えない相手に見られている心理的な負担は、業務効率やモチベーションにも大きなマイナス効果を与えてしまう恐れがあります。
その点、テレビ会議の常時接続では、上司も部下も対等な立場でお互いの映像を確認できます。監視カメラよりは、監視されているという意識が和らぎやすいでしょう。
社員の心理面に対する影響を考えるのであれば、監視カメラよりもテレビ会議の常時接続システムが適しています。
さて、ここまでは監視カメラとテレビ会議システムの常時接続の違いについて解説してきました。では、Webカメラを監視カメラ化して利用はできるのか?という疑問点についても触れたいと思います。
一般的な「監視カメラ」のイメージは、先述したように物々しく一方的に見られている印象がある一方で、Webカメラはリモート会議などの用途で広く使われているため、最近ではどこでも見かける馴染み深い印象があります。
結論としては、Webカメラを監視カメラ化させることは可能です。セキュリティシステムとしてどこまで必要な機能を求めるかにもよりますが、Webカメラを端末につないで、例えば人感センサーなども併せて導入することで動きがあった場合には警告音を鳴らしたり、リモート接続を開始するという仕組みは比較的容易に構築できます。
近年の監視カメラは、モーショントラッキング(特定の物体や動きを検知して自動的に追跡)や顔認識といった多くの機能を備えているものもあり、安価なものであれば3万円ほどから、多機能になれるほど高価になります。一方でWebカメラであれば、画角や画質の選択次第で固定式のWebカメラであれば1万円前後と比較的安価に導入できます。
オフィスフロアにカメラを設置することは、従業員からすれば最初は困惑の方が大きいかもしれません。まさに誰かから常に見られているような「監視」のイメージがあるからだと想像できます。ですが、実際の監視カメラとの大きな違いは「お互いの姿が見えて」「双方向にコミュニケーションが取れる」点です。
テレビ会議の常時接続がある環境は、お互いが見えることでその風景が当たり前になり、電話やメールだけよりも相手とのコミュニケーションが圧倒的に取りやすくなり、業務効率や生産性が高まります。従業員からすれば、円滑に業務が運ぶことはストレスも感じにくくなるため、非常に喜ばれるでしょう。
今回はテレビ会議の常時接続の概要をおさらいしつつ、監視カメラの違いについて解説しました。
最近では、映像通話が可能なチャットやテレビ会議システムなど様々な製品が登場しているので、拠点間の映像を接続する方法はいくつもあります。その中から、用途や目的、利便性といった点を考慮いただき、常時接続の導入をご検討いただければと思います。