現代のハイブリッドワーク環境では、Web会議の安定性が業務の生産性に大きく影響します。Zoom、Microsoft Teams、Google MeetなどのSaaS型Web会議システムは、リモートワークやハイブリッドワークの主要なツールとして普及しています。
しかし、これらのコミュニケーションツールが最高のパフォーマンスを発揮するためには、信頼できるネットワーク環境が欠かせません。
本記事では注目を集めているWi-Fi 6Eの紹介と、業務環境を整えるヒントをご紹介します。
Wi-Fi 6Eとは
Wi-Fi 6Eは、従来の2.4GHzや5GHz帯に加えて、新しい6GHz帯を利用することができる最新の無線通信技術です。6GHz帯の採用により、より広い帯域と速度の向上が期待されます。
2019年に登場したWi-Fi6(IEEE11ax)が2.4GHzと5GHzを使って9.6Gbpsを実現していたものに対し、Wi-Fi6Eの技術はWi-Fi 6のすべての利点を持ちつつ、さらに新しい6GHz(ギガヘルツ)の周波数帯域を利用できます。
Wi-Fi 接続のデメリット
Wi-Fi接続には、モバイルデータ通信や有線接続と比較して、以下のようなデメリットが挙げられます。
- 混信: 周波数の近いデバイスや家電などの存在により、電波(信号)が干渉し合い、通信品質が低下する現象です。
- 遅延: 通信遅延が生じると、Web会議中の音声や映像が途切れるなどの問題が発生します。
- セキュリティ: 一般的にWi-Fiは、有線接続に比べて外部からの攻撃に対して脆弱とされています。
Wi-Fi 6Eのメリット
Wi-Fi 6Eは、以下のようなメリットを持っています。
- 速度: 6GHz帯の利用により、データの伝送速度が向上します。これにより、高解像度の映像や大量のデータ転送もスムーズに行えます。
- 混信の軽減: Wi-Fi 6Eは、非重複で選択可能なチャンネル数が増えたこと、そして6GHz帯の電波特性が遮蔽物を貫通しづらいことから、混信が大きく軽減されることが期待されています。
- 遅延の削減: Wi-Fi 6Eは、従来に比べ低遅延を実現するための技術が導入されています。リアルタイム通信やオンラインゲーム、VRやARなどの体験が大きく向上します。
Wi-Fi 6との違い
1. 利用周波数帯域
- Wi-Fi 6 (802.11ax): この技術は主に2.4GHzおよび5GHzの周波数帯域で動作します。
- Wi-Fi 6E: この技術はWi-Fi 6のすべての利点を持ちつつ、さらに新しい6GHzの周波数帯域を利用できます。
2. 混信の低減
- 6GHz帯は以前はWi-Fiには使用されていなかったため、Wi-Fi 6Eはこの新しい帯域を利用することで、他のデバイスやネットワークとの混信の可能性が低くなります。
3. チャンネルの広さと数
- Wi-Fi 6Eは6GHz帯域において、より多くの非重複チャンネルを持つため、データの伝送がより効率的になります。特に、160MHzの広帯域チャンネルの使用が可能になります。
4. 接続の質
- 6GHzの帯域を使用するWi-Fi 6Eは、高密度のデバイス環境でもより高いパフォーマンスと接続の質を提供する可能性があります。
5. 対応デバイス
- Wi-Fi 6Eをフルに利用するためには、6Eに対応したルーターだけでなく、6Eに対応したデバイスも必要です。
iPhoneでいうと15Pro、Google Pixelでは 7(要アップデート)以降が6E対応との情報があります。
Web会議システムとの相性
Zoom、Teams、Google Meetなどの主要なWeb会議ツールは、ネットワークの品質に大きく依存しています。
マイクロソフトやGoogleといった大手企業が開発しているこれらのツールは、優れた技術力に支えられていますが、ユーザーのネットワーク環境が不安定だと、その機能を十分に活用することができません。
Wi-Fi 6Eの導入は、これらの問題を大きく軽減し、ハイブリッドワークの生産性を向上させる有効な手段となるでしょう。
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