テレビ会議システムのコスト削減以外の導入効果とは

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テレビ会議システムは移動交通費削減の為のソリューションとして取り上げられることが多いですが、実はもたらす効果はそれだけではありません。では、他にはどういった効果があるのか、今回は3つ紹介します。

生産性の向上

テレビ会議システムを導入すると、それまでは移動していた時間を、いつもやっている業務に充てることができるようになります。例えば、大阪から東京へ移動する場合を考えると、往復5時間もの時間を生み出すことができます。5時間あれば、営業の方は2~3社お客様先を訪問出来てしまいますね。テレビ会議システム導入により出張しないことで、確実に生産性は上がっているのです。また、出張をして行うような会議は役員クラスの方が出席することも多いようですし、なおさらそういった方の時間を、移動により無駄にしてはいけないですよね。

スピードの向上

移動交通費を気にしなくてよくなると、導入前は月1回4時間の開催だった会議を、毎週1時間行う、といった具合に頻度よく開催できるようになります。計画を見直すペースが1ヶ月から1週間になるわけですから、PDCAサイクルを回すスピードも上がって企業の代謝も良くなります。また、オフィス間を常時接続するような場合は決裁者の所在も把握しやすいです。こういった状況が作れていると、簡単な決裁をその場で取ってしまう、というようなことも可能となり、意思決定のスピードも上がります。

また、海外の生産拠点で製品に不備があったというような場合に、テレビ会議システムを導入していないと、担当者が出張して現地で事実確認を行わなければならず、問題解決までに時間がかかってしまいます。しかし、テレビ会議を導入していれば、不備のある製品を現地に行かずとも確認でき、また、現地スタッフとのコミュニケーションも密にとれますから、問題解決までのリードタイムも短縮されます。

CS向上

テレビ会議システムで窓口業務を行うような場合、お互いの顔を見ながら対応が可能ですから、理解度を測れますし、親近感を持って頂きやすいです。パンフレットなどを見せながらの案内も可能なので、説明がよりわかりやすくなります。

また、コンサルティング会社が地方に事業所を持つ企業に対し遠隔でコンサルティングを行うようなケースもあります。導入前は出張費用を請求したり、お断りするようなこともあったそうですが、柔軟な対応が可能となり、お客様満足度も上がったそうです。

まとめ

テレビ会議システム導入による効果は移動交通費削減以外にも下記のようなものがあります。

  1. 人件費の削減、生産性の向上
  2. スピードの向上
  3. CS向上

テレビ会議システム導入により、額面上のコスト削減以外の、目に見えない部分でも付加価値が大きいことにも注目すべきでしょう。

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