株式会社プレック 様
精密部品加工や切削加工、NC旋盤加工を得意とする株式会社プレック様は、設計から加工、熱処理までを一貫して対応する生産体制を構築し、高品質かつ迅速なものづくりでお客様の信頼に応えてきました。自動旋盤による精密加工をはじめ、確かな技術力とスピードを強みとし、国内外の拠点が連携しながら安定した品質を維持しています。
設立: 1950年(昭和25年)9月
業務内容: 精密部品切削業務、熱処理業務 左記に付帯する一切の業務
Webサイト: http://www.v-prec.co.jp/

プレックが抱えていた海外コミュニケーションの課題
会議では補えない“日常の即時コミュニケーション”の不足
プレック様では、東京本社とベトナム工場の間で、製造状況の確認や品質に関する相談、トラブル対応など、日常的に多くのコミュニケーションが発生していました。距離が離れていること自体は以前から認識していたものの、実際の業務では「いま相手が対応できるのか分からない」「すぐに確認したいが、会議を設定するほどでもない」といった小さな行き違いが積み重なり、対応スピードや意思決定にストレスを感じる場面が少なくありませんでした。
Web会議で定例の打ち合わせは行っていたものの、それはあくまで“会議の時間”に限られたものであり、現場で起きている問題をその場で見せながら相談したり、思い立った瞬間に声をかけたりするような、日常的で即時性の高いコミュニケーションを実現することは難しい状況でした。会議室に集まらなければ話せない、接続し直さなければ確認できないという運用が、海外拠点との距離を心理的にも感じさせる要因となっていました。

お隣オフィス導入に至った決め手
東京とベトナムを“常につながった一つのオフィス”にする発想
こうした課題を解決するために検討したのが、「常時接続」という考え方でした。単発のWeb会議ではなく、オフィス空間そのものを常につなぎ、必要なときにすぐ声をかけられる環境をつくること。その要件を満たすシステムとして、最終的に選ばれたのが「お隣オフィス」でした。
一般的なPC型のWeb会議ツールは、コスト面では魅力があるものの、常時接続を前提とした運用には向いていません。相手が席を外しているとつながらなかったり、接続を維持し続けることが難しかったりと、「いつでも話しかけられる」状態を安定して保つことができませんでした。専用機タイプの製品も比較しましたが、従量課金制で常時接続には不向きであったり、海外拠点との通信品質に不安が残ったりと、求める条件をすべて満たすものはありませんでした。
その中で、お隣オフィスは東京とベトナム間でも安定した常時接続が可能であり、オフィスに設置したまま“つなぎっぱなし”で運用できる点、そしてコスト面でも現実的であった点が高く評価されました。「常時接続できること」「海外でも安定して使えること」「実運用に耐える価格であること」。これらをすべて満たしたのが、お隣オフィスだったのです。
お隣オフィスによる効果
品質クレーム発生時も「その場」で完結できるスピード感
導入後、最も大きく変わったのは「声をかけるまでの心理的な距離」でした。オフィスフロアに設置されたお隣オフィスを通じて、東京とベトナムが常につながっている状態になることで、相手がそこに“いる”感覚が生まれます。誰かが対応に悩んでいる様子が見えれば、自然と声をかけることができ、立ち話のような感覚で相談が始まります。
例えば品質クレームが発生した際にも、現地で起きている状況をそのまま映像で共有し、「製品が今どのような状態なのか」をリアルタイムに見せながら判断を仰ぐことができます。写真を送って説明するのではなく、実物をその場で確認する感覚で議論できるため、認識のずれが生じにくく、初動対応の精度とスピードが大きく向上しました。
このように主に立ち話感覚で、思い立った時にすぐ使えるという点が非常に大きな価値になっています。いちいち会議室に集まる必要がなく、接続設定の手間もかかりません。結果としてコミュニケーションは格段に円滑になり、問題への対処や意思決定が早まり、不必要な社内調整の工数も減少しています。拠点間の常時接続が、業務全体の効率化に直結していることを実感されています。
複数の事業部が同時に会話に加わることもできるため、部門を越えた情報共有や意思決定もスムーズになりました。
今後の展望は、同じ事業所内のフロア間常時接続
拠点間だけでなく、社内全体を“ひとつの空間”としてつなぐ
村井社長が特に価値を感じているのは、「同じ空間にいるように感じられること」です。相手がそこにいると分かるからこそ声をかけられ、会話が生まれ、連携が自然に回り始めます。常時接続は単なる通信手段ではなく、「一つの空間を共有する仕組み」だと捉えられています。
今後は、東京とベトナムの拠点間にとどまらず、同一事業所内の別フロアや、つくばにある工場など、物理的に離れた場所同士をさらに常時接続していく構想も描かれています。拠点やフロアの壁を越えて“いつでも声をかけられる環境”を広げていくことで、ものづくりの現場全体を一つの空間としてつなぎ、より強固な連携体制を築いていくことを目指されています。

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