テレビ会議システム・Web会議なら日本製のLoopGate(ループゲイト)
宮城県南部にある角田市(かくだし)は、仙台市から約31kmの場所に位置し、豊かな自然が美しい田園都市です。また、米、野菜、果樹、畜産等の農業が盛んであり、2019年には、産直販売の拠点として「道の駅かくだ」がオープン。特産品を扱ったふるさと納税も好評です。一方で人口減少、少子高齢化といった課題も多くあり、DXによる課題解決を進めています。
角田市ホームページ
「窓口の分散化・効率化・利便性を向上」
角田市では2025年度に約2,300人が電子証明書の更新時期を迎える見込みで、窓口の混雑が予想さます。そのような状況を改善するため、角田市役所は市内郵便局にテレビ窓口 LoopGate〈テレ窓〉を設置しました。
「行政サービスのラストワンマイル」を担う郵便局がマイナンバーカード交付申請や電子証明書の更新を行い、本人確認はLoopGateで市役所職員がリアルタイムに行います。
ワンタッチ操作でつながる「もう一つの市役所」が、行政手続きを郵便ついでの身近な体験へと変えています。
2020〜2021年度に実施されたマイナポイント第1弾で大量に発行された電子証明書が、有効期限(発行から5回目の誕生日の前日まで)を迎えることから、2025〜26年度には更新対象者が全国的に急増すると見込まれています。角田市ではマイナンバーカード関連の窓口が2つしかなく、更新業務をさばききれない恐れがありました。2023年度に郵便局事務取扱法が改正され、郵便局でもマイナンバーカードの交付、更新事務が行えるようになったため、2024年度末に郵便局へマイナンバー交付等の事務を委託しましが、本人性の確認は市役所職員が行わなければなりませんでした。そのため郵便局側から呼び出しができ、高品質かつセキュリティの高い製品が求められました。
これらの条件をすべてクリアしたのが、LoopGate〈テレ窓〉だったのです。
郵便局でのマイナンバーカード交付・更新受付
角田市では、市内の郵便局の窓口に設置されたタブレット端末を通じて、マイナンバーカードの交付・更新手続きを行える体制を整えました。LoopGate〈テレ窓〉を活用し、郵便局窓口と市役所職員を映像と音声でつなぐことで、本人確認を含む手続きを遠隔で対応しています。
郵便局に設置されたテレ窓を通じた手続きでは、モニターの画質・音声の鮮明さが高く評価されています。窓口を訪れた住民や郵便局職員と市役所側がリアルタイムでやり取りできる環境が整っており、本人確認なども含めた遠隔対応を円滑に進めることができています。
LoopGateはタブレット端末でも動作可能なため、スペースが限られる郵便局窓口にも無理なく設置できます。大型機器を必要としないコンパクトな構成は、現場にとって大きな利点となっており、操作もシンプルで導入時の負担を軽減しています。
個人情報を扱うマイナンバー関連業務において求められる「閉域網での動作」「サーバレス構成」「呼び出し通知機能」などの厳しい条件をすべて満たしており、システム選定にあたっての安心材料となりました。
LoopGateは、郵便局という限られたスペースでも運用可能なタブレット端末での使用が可能で、大型のディスプレイや機器の設置が困難な環境に適していました。これにより、スペース制約のある郵便局においてもスムーズな導入が実現できました。
導入にあたっては、LGWANやVPNのような閉域網で動作すること、サーバを必要としないこと、呼び出しボタンによって相手方に接続を通知できることといった仕様条件が求められていました。LoopGateはこれらの要件を満たしており、入札要件に適合する形で採用されました。
角田市では今後、福祉部門など庁舎が分かれている組織構成を踏まえ、LoopGateを活用して住民を移動させずに手続きを完結できるワンストップ窓口の実現を検討しています。市民サービスのさらなる利便性向上と業務効率化を見据えた取り組みとして、既存の庁舎間連携への応用が期待されています。
自治体やサービス業で使われているテレビ窓口システムならLoopGate。郵便局から始まる窓口DXで、あなたの自治体も次のステージへ。
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