テレビ会議システム・Web会議なら日本製・国産のLoopGate (ループゲイト)
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静岡県庁では急速にリモートワーク推進の必要性が高まりました。職員間の迅速なコミュニケーションと効率的な業務遂行を実現するため、オンライン環境の整備が求められたのです。
しかし、地方自治体特有のセキュリティ要件が大きな課題となりました。特に、情報共有基盤として使用しているLGWAN(地方公共団体広域行政情報通信ネットワーク)は高いセキュリティを誇る反面、外部サービスとの接続制限が多く、柔軟なオンラインツールの導入が難しいという制約がありました。
静岡県庁は、この課題を解決しつつも、業務効率化とコミュニケーションの質向上を同時に達成するソリューションを探し始めました。その結果、選ばれたのがLGWAN対応のテレビ会議システム「LoopGate」でした。
庁内では、LGWAN、インターネット接続のオープン系、マイナンバーを使うネットワークの3つに分かれています。インターネット接続のネットワークはセキュリティが厳しく、Zoomすら使えない時期もありました。そこで、LGWAN上で使えるシステムを前提にLoopGateを選定したのが大きな理由です。
LGWAN上で使えるシステムという限定的な要件を満たせたのが、”オンプレミスなど閉域網にも対応可能”なLoopGateだったということでした。
LoopGateでテレビ会議中に資料を表示共有
LoopGateは大きく2つの用途で使用しています。通常のテレビ会議用と、常時接続でお互いの状況を把握するための用途です。感染症対策課は三島市にあり、静岡市にある県庁と離れているため、常時接続でお互いの様子を確認しながら連携して業務を進めています。特に距離が離れているとコミュニケーションが取りづらいですが、常時接続しておけば一目で誰が今席にいるのか判断できるため、連携も非常に取りやすく時間のロスも減りました。
会議の際には会議テーブルにカメラを向け、使用しない時は執務室全体が映るようにカメラを設置しています。ロジクールのカメラを使用し、必要に応じてさっとカメラの位置を変えられるように、打ち合わせの時にはミニ三脚を使い、全体を映すときは三脚の脚を閉じて、常時接続用の設置場所に収納するような感じで、工夫して設置しています。
会議で使用しない時はカメラの位置を変えて執務室内を常時接続
LoopGateの導入により、感染症対策課の連携がスムーズになり、特に感染対策における情報共有がしやすくなりました。会議や資料のすり合わせなど、様々な場面で役立っています。常時接続により、お互いの状況がリアルタイムで確認でき、業務効率が向上しました。日々のミーティングや会議の事前準備など、細かい話もリアルタイムで行えています。
イントラネットのパソコン画面をそのまま共有できる仕組みがあり、Zoomの画面共有と同じ感覚で使えています。
LoopGateの導入にあたって特段の問題はなく、設定もスムーズに行えました。特にトラブルもなく、順調に運用できています。機器の設置や設定も簡単で、導入後も問題なく使用できています。
特に、ネットワーク・セキュリティの観点で導入時の接続の懸念もありましたが、事前の接続テストなど納入前段階でテストできていたため、スムーズでした。
現在の使用方法で特に問題はありませんが、将来的には他の部門にLoopGateの活用が広がる可能性もあります。
今後は移動が必要な場合にも対応できるような使い方ができるとさらに便利になると感じています。オールインワン型で、ディスプレイやマイク・スピーカーを持ち運びやすくし、どこでも接続できるような使い方をイメージしており、活用の期待が持てますね。
さらなる活用幅の拡大に期待しています。
静岡県庁 塩津様、小松様
この度は貴重なお声を賜りまして、誠にありがとうございました。