![[常時接続導入インタビュー]店舗同士の連携を高める活用を実践](https://loopgate.jp/docs/wp-content/uploads/2023/09/icatch_32-2-1024x585.jpg)
SILVER-BACKは、不動産売買事業や建築・リフォーム事業などを手掛ける不動産の専門家企業として、大阪を中心に東京・北海道など複数エリアで店舗展開を進めています。大阪市内に大正店・昭和町店を新たに開店した当時、同社では、店舗が分かれてもスタッフ教育や日常的なフォローを一体で進めていくことを重視していました。本来は、同じ空間にいる中で育成や知識共有を行いたいものの、拠点が増えたことで物理的に難しくなるという課題が生じていました。そこでシルバーバックは、離れた店舗同士を常時接続し、空間や温度感を共有できる仕組みとして「お隣オフィス」を導入。店舗間の距離を感じさせない環境づくりを通じて、教育とサポートを分断しない運用を実現しています。
株式会社SILVER-BACKについて
株式会社SILVER-BACKは、地域ごとの特性に応じた不動産サービスを提供している企業です。社名の「SILVER-BACK(シルバーバック)」は、キングコングの中で最も大きなオスゴリラが13、14年目に後ろ側(背中側)がシルバーに変化していく様子に由来しており、そのゴリラだけが群れのオスとなり、危機管理能力が最も高く長寿を享受するとされています。
その色の変化やリーダーシップの象徴として、また管理能力の高さをお客様へのサービスに転換すべく、社名とされています。
Webサイト: 株式会社SILVER-BACK

SILVER-BACKが抱えていた課題
導入当時の御社の課題を教えて下さい
SILVER-BACKでは、立ち上げ期において、スタッフと同じ空間で過ごしながら育成やフォローを行うことを重視してきました。
物件の捉え方や提案の組み立て方、接客時の判断は、マニュアルだけでは伝えきれず、日々の業務の中での会話や、その場でのフォローを通じて身についていく方針だったためです。
しかし、店舗拡大が進み、複数拠点での運営が始まると、全員が同じ場所に集まることは難しくなりました。これまで当たり前だった「様子を見ながら声を掛ける」「その場で補足する」といった育成の前提が、少しずつ成り立たなくなっていきました。
なぜ、電話やチャットではフォローしきれなかったのでしょうか?
拠点が分かれた後は、電話やチャットを使ったやり取りも行っていましたが、それだけでは十分とは言えませんでした。
相手の表情や忙しさ、店舗全体の雰囲気までは伝わりにくく、「今、声を掛けて良いのか」「どの程度フォローが必要なのか」を判断しづらい場面が増えていったといいます。
また、外出や来店対応が重なることで、店舗内の人員が一時的に手薄になる時間帯もありました。そうした状況でも、拠点が分かれたまま互いを支え合える体制をどのように維持するかが、運営上の課題として浮かび上がっていました。
お隣オフィスがSILVER-BACKをどのようにサポートしているか
店舗が分かれた状態で、どのように日常フォローを行っていますか?
現在は、大正店と昭和町店の店舗間をお隣オフィスで常時接続し、離れていても互いの様子が自然と分かる環境を整えています。
モニターを通じて相手の動きや状況が見えるため、特別に連絡を取らなくても、「今なら声を掛けられそうだな」というタイミングが把握できる状態が保たれています。
その結果、スタッフ教育や日常フォローは、改まった場を設けることなく、日々の業務の中で自然に行われるようになりました。これまで同じ空間で行っていたやり取りを、店舗が分かれた状態でも継続できています。
実際の業務では、どのように活用されていますか?
たとえば、大正店で取り扱う物件情報を把握している店長が昭和町店に常駐している場合でも、お客様からの要望に応じて、モニター越しにすぐフォローに入ることができます。
その場で状況を共有しながら対応できるため、改めて連絡を取り直す必要がなく、現場の流れを止めずに判断やサポートが行われています。
また、外出や来店対応が重なり、店舗内の人員が手薄になる場面でも、常時接続された環境を通じて別店舗からのフォローが可能です。スタッフ同士が互いの状況を把握した上で動けるため、「一人で対応している」という感覚を持たずに業務を進められる体制が整っています。
常時接続の導入にあたっては、他のシステムと比較されましたか?
検討の段階では、Web会議システムも含めていくつか試しました。
スマートフォンやパソコンで手軽に使える点は魅力でしたが、実際に常時つないで使おうとすると、映像や音声の遅延が気になったり、接続が不安定になる場面があったりして、「この状態を日常的に続けるのは難しいな」と感じることが多かったです。
また、Web会議はどうしても「用件があるときだけつなぐ」使い方になります。
それだと、相手の忙しさや店舗の雰囲気が分からず、スタッフ教育やフォローを自然に行うのは難しいと感じました。
常に様子が分かる状態を、無理なく維持できるかどうかは、かなり重視していました。
製品の選定にあたっては、どのようなポイントを重視されましたか?
一番重視していたのは、離れていても相手の様子が分かり、同じ空間にいる感覚で声を掛けられるかどうかです。
大きな画面で相手の動きや表情が自然に見えて、音声も含めて気配が伝わることで、「今なら声を掛けられそうだな」という判断が直感的にできる点は大きかったですね。
特別な操作をしたり、「つなぐぞ」と意識しなくても、日常業務の中で自然に使い続けられることも重要でした。
比較を進める中で、空間や温度感まで含めて共有できる点が、自分たちの運営には一番合っていると感じて、お隣オフィスを選びました。

お隣オフィスがSILVER-BACKにもたらした変化
導入後、店舗運営やスタッフの動きはどのように変わりましたか?
お隣オフィスの常時接続を導入してから、店舗が分かれた後も、業務の判断やスタッフ育成が特別な対応にならず、日常の延長線上で行われる状態が定着しています。
これまでであれば後回しになりがちだった確認や相談も、その場で完結することが増え、対応のスピード感が保たれるようになりました。
スタッフたちも「分からないことを一人で抱える」状況が減り、必要なときに自然と相談できる環境ができています。拠点が異なっていても、誰かが状況を見てくれているという安心感が、日々の業務を支えていると思います。
結果として、店舗ごとの動きにばらつきが出にくくなり、全体として同じ基準・同じ感覚で運営が進むようになっています。店舗数が増えても、立ち上げ期に大切にしてきた育成やフォローの考え方が、形を変えずに維持されている状態です。
”気づいたら声を掛けられる、距離感が良いですね。お隣オフィスの臨場感だと思います。”
店舗が分かれていても、相手の様子が自然と目に入るので、「今なら声を掛けられそうだな」という感覚でフォローに入れるのが助かっています。
スタッフ教育についても、改まった場を設けるのではなく、日常のやり取りの中で進められている実感があります。お隣オフィスならではの臨場感が、店舗が分かれていても距離を感じさせない要因になっていると感じています。
前田 氏
株式会社SILVER-BACK 代表取締役

お隣オフィスならではの価値
導入にあたって、社内の反応はいかがでしたか?
正直に言うと、最初から全員が前向きだったわけではありません。
導入前は、「常につながっていることで、監視されているように感じないか」という声があったのも事実です。
画面が常についていることに対して、働きづらさにつながらないかは、社内でも気にしていました。
ただ、実際に使い始めてみると、監視されているという感覚よりも、空間を共有しているという感覚のほうが近いと感じるようになりました。
誰かがチェックしているというよりも、同じ場所で仕事をしていて、必要なときに自然と声が届く、そんな距離感です。
業務を管理するための仕組みではなく、離れていても同じ空気感で働ける環境だということが伝わるにつれて、構えることなく使われるようになりました。
結果的に、「常につながっている」ことが負担になることはなく、日常の業務に溶け込んでいったと感じています。
今後の展望
建築業・不動産業界において、常時接続はどのような課題解決につながると感じていますか?
私たち建築業・不動産業の中では、「現場に行く」という行為そのものが、非常にコストと時間のかかるものになっています。
実際、弊社ではマンションのリフォームを年間で約150室手がけており、そのうち20室前後が常に同時並行で進行しています。これらすべての現場を一つひとつ見て回ることは、現実的には難しい状況です。
そこで将来的な構想として考えているのが、進行中の各物件の様子を本社側で把握しながら、施工の進捗や仕上げについてリアルタイムで確認・指示ができる体制です。
現場の状況が共有できれば、熟練工を一人配置することで、その場で作業指示を行うことも可能になります。
こうした形で常時接続の環境を活用できれば、現場に足を運ぶ回数を減らしながらも、判断の精度やスピードを落とさずに運営できるようになります。
結果として、現場との認識のズレを減らし、より効率的な体制につながっていくのではないかと考えています。
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