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テレビ会議システムはIT製品ですから、必ずいつかは故障します。ただし実際にどのくらいの年数で故障するかは、誰にも分かりません。また故障と勘違いして、専用端末や通信の単純なトラブルを見逃してしまうこともあるので注意が必要です。
もし壊れたと思った際は本当に故障か、要因を冷静に探っていくのが重要になります。そこで今回はテレビ会議システムの耐用年数の平均や、故障が疑われる場合の対応方法などをご紹介していきます。
この記事の目次
まずはテレビ会議システムの耐用年数平均を知っておきましょう。
まず法的には、会計処理を行う際の項目分けが参考になります。テレビ会議システムは複数年度を通して資産計上を行う「減価償却資産」です。そして減価償却資産としての項目は「器具および備品」の「その他項目」です。この場合耐用年数は10年と決まっており、その前後で大きな故障が発生する可能性は十分あると言えるでしょう。
ちなみに回線は「無形固定資産」という扱いになり、この場合耐用年数は「電気通信施設利用権」を基準として20年となります。テレビ会議システムそのものとは違うので覚えておきましょう。
法的なテレビ会議システムそのものの耐用年数は10年ですが、実際に企業がどうやって対応しているかというと、10年も待たずに買い替え等を行うケースが多いです。相場としては5年〜7年といったように、企業によって幅があります。買い替える理由としては故障による要因の他、テレビ会議のトレンドに対応するため、といった要因もあります。
気になる方はテレビ会議システムの提供元へ製品の耐用年数、それに買い替えや故障の際、どうやって対応が行われるのかなどを聞いておきましょう。
ここからはテレビ会議システムがなぜ故障してしまうのか、その要因事例をご紹介していきます。
テレビ会議システムのカメラ位置等を手で動かしている場合、稼働部分に負担が掛かって故障してしまうケースがあります。製品のカメラ操作の方法を確認してから操作を行ってみてください。たとえばリモコンが付属している場合は、そのリモコンで角度等の調整を行います。
カメラやマイク等のケーブルを動かす際などに引っ張ってしまうと、断線の原因になります。配線の中には細い通信用の線が複数組み込まれており、変な方向へ曲がったりすると一部の線が断線して壊れる要因となります。
対策としてはケーブルを動かせないように固定しておく、あるいは本体をもって動かしケーブルに負担が掛からないように注意するといった方法を取ってみましょう。
テレビ会議システムの端末本体へ衝撃が加わるのもよくありません。たとえば会議室の移動等で周辺機器といっしょに本体を動かす際、誤って落下させてしまい壊れるケースがあります。
対策としては、テレビ会議システムを置いている台へ本体を固定する方法があります。たとえばバンドを使って台へ本体を巻いておき、落下するようなリスクを減らせば耐震対策にもなるでしょう。
経年劣化によって、避けられない故障が起きるケースもあります。この場合はメーカーに問い合わせるなどして対応を考える必要があるでしょう。
耐用年数を過ぎていなくても、想定以上にテレビ会議システムを利用しており早めに劣化が起こってしまうリスクもゼロではありません。少しでも不具合を感じた際はその都度故障でないか確認しておくと安心です。
ここからはテレビ会議システムが故障した際の対応方法をご紹介していきます。
まずは本当に故障が要因でトラブルが起こっているのか確認してみましょう。テレビ会議システムの使い方に慣れていないと、故障とすぐ解決するシステムエラーを勘違いしてしまうケースがあります。
といった点をチェックしてトラブルから復旧できないか確かめてみてください。
システムすべてに言えることですが、故障が疑われる場合は具体的個所の切り分けが重要です。
切り分けの際はすぐ試せる方法から、難しい方法へと順次切り替えていくのがポイントです。また切り分けの際は交換パーツが必要となりますが、手元に現状ない場合は別途用意しないといけません。メーカーによっては予備機の貸し出し等が使える場合があるので、利用しながら切り分けを行ってみてください。
自社で対応できない場合は、メーカーへ問い合わせて方法を聞いてみましょう。
「LoopGate」では、土・日・祝を含む毎日サポート体制を整えております。技術スタッフがスムーズに対応するのでシステムトラブルが起こった際も気軽にご相談ください。
また操作方法自体で迷わないように、導入後のオンライン操作説明会も開催しております。事前のトラブル防止を行うためにも、導入後には参加して操作方法に慣れてみてください。
今回はテレビ会議システムの平均耐用年数や、壊れたときの対応策等をご紹介してきました。
テレビ会議システムは法的には10年前後で壊れることになっていますが、実際には5年や7年で故障が来て買い替えるケースも多いです。故障と疑われる事案が発生した際はまず単純なシステムエラーではないか確認して、それでも解決しない場合は故障個所を切り分けてみましょう。
またメーカーサポートも有効に使い、スムーズなテレビ会議システム運用へつなげてみてください。
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