【遠隔点呼導入事例】有限会社八千代タクシーが取り組む、2024年問題を見据えた遠隔点呼体制の構築― お隣オフィスと各種機器の連携で実現する、移動に依存しない点呼運用

運送業2024年問題に挑む-遠隔点呼で運送業界確革新へ

有限会社八千代タクシーを含む運輸業界では、いわゆる2024年問題を背景に、ドライバーの健康維持や過重労働を抑えるための制度対応が求められています。点呼業務においても、対面を前提とした運用を見直し、安全性を確保しながら業務を成立させる仕組みが課題となっていました。
こうした状況を受け、八千代タクシーでは、本社と営業所を常時接続し、遠隔で点呼を行う体制の検討を進めました。お隣オフィスを各種機器と組み合わせて活用することで、遠隔点呼を可能とする運用を構築し、移動や人員配置を前提としない点呼業務を行っています。

有限会社八千代タクシーについて

有限会社八千代タクシーは、千葉県内を中心にタクシー事業を展開しています。地域の移動手段として、通勤や通院など、日常生活に密着した輸送サービスを提供しています。

現在は、八千代営業所と浦安営業所の2拠点体制で運行を行っており、車両台数は約44台です。各営業所を拠点としてドライバーが勤務し、日々の運行が行われています。

運行にあたっては、運輸業として法令に基づく点呼業務が必須となっており、ドライバーの健康状態や酒気帯びの有無を確認したうえで運行管理を行っています。点呼は、運行前後に必ず実施する業務として、日常的に行われています。

このように、複数拠点で運行を行いながら、確実な点呼業務を継続することが、事業運営上の前提条件となっています。

有限会社八千代タクシーが抱えていた課題

運輸業として、点呼業務は必須業務

運輸業では、ドライバーの健康状態や酒気帯びの有無を確認する点呼業務が法令で義務付けられており、運行前後に確実な実施が求められます。有限会社八千代タクシーにおいても、点呼は省略や簡略化ができない業務として、日常的に行われています。

また、制度改正を受けて遠隔点呼という選択肢が現実的となる中で、八千代タクシーでは、実運用に耐える形で遠隔点呼を行える仕組みを検討していました。

対面点呼では、点呼担当者の約1時間の移動が業務負担に

八千代営業所と浦安営業所は拠点間の距離が約30kmあり、道路状況によっては移動に1時間前後を要します。対面で点呼を行う場合、点呼担当者がこの距離を移動する必要があり、点呼そのものよりも移動にかかる時間が業務負担となっていました。

点呼自体の確認時間は短くても、移動を含めるとまとまった時間が必要となり、時間帯や人員配置によっては効率的な運用が難しい状況がありました。

点呼を成立させるための負担が、担当者とドライバー双方に生じていた

対面点呼を前提とした運用では、点呼担当者の移動に加え、ドライバー側も点呼のために待機や時間調整を行う必要がありました。運行前後の限られた時間帯に業務が集中する中で、点呼を成立させるための調整が日常的に発生していました。

遠隔でも点呼を成立させる仕組みが求められていた

こうした状況を受け、点呼業務を省略するのではなく、運輸業として求められる点呼要件を満たしたまま、移動を前提としない運用を検討しました。お隣オフィスに加え、呼気検査(アルコール検知)機器や入退室管理機器を組み合わせることで、遠隔でも点呼を成立させる仕組みが必要とされていました。

運送業界が抱える2024年問題とは

2024年問題とは、物流・運送業界で導入される労働時間制限に関連する課題です。ドライバーの年間時間外労働が960時間に制限されるため、タクシー業界では勤務時間の減少によりピーク時のニーズに対応することが困難になる恐れがあります。この問題は、ドライバーの効率的なシフト管理や新たな人材確保策の導入をタクシー業界に求めています。

お隣オフィスが有限会社八千代タクシーをどのようにサポートしているか

遠隔点呼を前提とした運用体制の構築

八千代タクシーでは、点呼業務を省略するのではなく、運輸業として求められる点呼要件を満たしたまま、遠隔で点呼を行う運用の構築を進めています。その手段として、お隣オフィスを中心に、呼気検査(アルコール検知)機器や入退室管理機器を組み合わせた運用を行っています。

常時接続により、点呼の流れを分断しない運用に

お隣オフィスを通じて、点呼を行う拠点同士を常時接続することで、点呼担当者とドライバーがその場で映像と音声を通じて確認を行える状態を保っています。呼気検査の結果や入退室の状況を確認しながら、対面点呼と同じ流れで点呼を進めています。

点呼担当者・ドライバー双方の移動・時間負担を抑えた形に

遠隔点呼の運用により、点呼担当者が移動時間を見込んで業務を組み立てる必要はありません。ドライバー側も、点呼のために待機や時間調整を行う前提から離れ、運行前後の動線に沿って点呼を受けられる状態が保たれています。

お隣オフィスが有限会社八千代タクシーにもたらした変化

2024年問題への対処とドライバーの健康と安全を守るために

特に2024年問題において、運送業界は労働時間の上限規制と勤務間インターバル制度の変更に直面しています。これらの変更はドライバーの健康と安全を守るために不可欠であり、八千代タクシーは「お隣オフィス」を用いることで、これらの新たな要件に柔軟に適応しています。
また、運行管理者は国家資格を持つ専門家であり、ドライバーの安全と健康を確保するための重要な役割を担っています。しかし、彼らの適切な配置は常に課題でした。

遠隔点呼システムの導入により、運行管理者は効率的にドライバーを監視し、質の高いサービスを提供することが可能になりました。

点呼担当者の移動を前提としない運用が定着しています

遠隔点呼の運用により、点呼担当者が拠点間を移動することを前提とした業務設計は行われなくなっています。点呼は、拠点にいながら進められる業務として、日常業務の中に組み込まれています。

対面点呼を前提としていた頃は、点呼の時間帯や人員配置を移動を含めて調整する必要がありました。現在は、常時接続された環境の中で、運行スケジュールに沿って自然に点呼業務を組み込める状態に変わりました。

結果として、遠隔点呼の導入によりドライバーが点呼のために長時間待機したり、時間を合わせたりする必要が無くなりました。点呼は、業務を妨げる工程ではなく、制度に則った運行業務の一つとして正常に扱われています。

お隣オフィスが遠隔点呼の導入をよりスムーズにしてくれた。

遠隔点呼という選択肢は以前から知っていましたが、実際に運用として回せるかどうかが一番の懸念でした。お隣オフィスを使った常時接続の環境では、点呼の流れを変えずに遠隔で確認できており、現場としても無理なく受け入れられています。

点呼担当者が拠点間を移動する前提がなくなったことで、業務の組み立てがしやすくなりました。制度対応として導入しましたが、現在は日常の点呼業務として定着しています。

有限会社八千代タクシー 運行管理ご担当者様

お隣オフィスならではの価値

有限会社八千代タクシーの事例において、お隣オフィスは単なる映像通話の手段としてではなく、点呼業務を日常運用として成立させるための基盤として位置づけられています。点呼のたびに接続操作を行うのではなく、拠点同士を常時接続することで、対面点呼と同じ流れを遠隔で再現できる点が、この運用を支えています。

また、呼気検査機器や入退室管理機器と組み合わせることで、運輸業として求められる点呼要件を満たしたまま、点呼担当者の移動を前提としない運用が可能となっています。業務フローを大きく変えずに遠隔点呼を組み込める点が、この事例においてお隣オフィスが選ばれた理由です。

今後の展望

制度対応や人員配置の制約が続く中で、有限会社八千代タクシーでは、自社で構築した遠隔点呼の運用を一事業者の取り組みにとどめず、他の運輸業・タクシー事業者にも共有する活動を行っています。
お隣オフィスと各種機器を組み合わせた点呼運用について、実際の運用事例をもとに情報発信を行い、遠隔点呼という選択肢の有効性を業界内に伝えています。

今後も、法令遵守を前提とした点呼業務のあり方を模索しながら、同業他社と課題や運用の知見を共有し、運輸業全体で持続可能な点呼体制を検討していく立場として取り組みを続けていく考えです。

よくある質問(Q&A)

Q
遠隔点呼を行うためには、どのような機器が必要ですか?
A

遠隔点呼を行うためには、お隣オフィスによる映像・音声コミュニケーション環境に加え、呼気検査(アルコール検知)機器や体温検査機など、点呼要件に応じた周辺機器を組み合わせて利用します。八千代タクシーの事例では、これらの機器を組み合わせることで、対面点呼と同様の確認を遠隔で行える運用が構築されています。

運送業界が実施する点呼の遠隔化「遠隔点呼」

遠隔点呼とは、タクシーなど運送業界において運行前のドライバーの安全確認を遠隔で行うシステムです。このシステムは、ビデオ通話や専用アプリを利用して、ドライバーの健康状態やアルコールチェックを行うことができます。特に多くの営業所や支店を持つタクシー会社では、遠隔点呼の導入により、効率的にドライバーの管理が可能になり、人員不足や時間外労働の削減に貢献しています。また、ドライバーの安全面確保からサービス品質の向上にも寄与しています。

八千代タクシーにおける遠隔点呼の実施イメージ

1.ドライバーがスマートキーで入室
2.体温測定を実施
3.アルコールチェック
4.納金・画面越しに挨拶

なお、テレビ会議システムを活用した常時接続については、資料をご用意しております。
無料ダウンロードの上、ご覧ください。

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