
製造業を取り巻く環境が変化する中で、株式会社アサヒ化成では、岐阜本社と名古屋オフィスによる拠点分散や人手不足の影響により、日常的な確認や相談が業務スピードに影響する状況が生まれていました。
こうした課題に対応するため、同社は拠点間を常時接続する「お隣オフィス」を導入し、拠点間の連携強化と業務スピードの向上に取り組んでいます。その結果、対面に近い感覚での声掛けや短時間の相談が可能となり、日常業務におけるコミュニケーションの滞りや業務上のタイムロスを解消しています。
株式会社アサヒ化成について
株式会社アサヒ化成は、岐阜県郡上市に本社を構え、プラスチック製の生活雑貨の企画・製造・出荷を一貫して行う製造業の企業です。バケツやバスケット、ハンガーといった日用品を中心に、国内自社工場での生産体制にこだわり、長年にわたり安定した品質と供給を続けてきました。
同社は、本社(岐阜県郡上市)に加え、名古屋オフィスや複数の製造拠点を構え、製造から物流・出荷までを自社で担う体制を構築しています。オリジナル製品の製造に加え、OEM製造にも対応するなど、事業領域は多岐にわたります。
こうした事業体制のもと、製造現場、本社、名古屋オフィス、物流拠点が日常的に連携しながら業務を進めており、拠点や部門をまたいだ確認や判断が頻繁に発生する業務環境となっています。
アサヒ化成が抱えていた課題
拠点が離れており、緊急時の判断や相談にタイムラグが生じていた
アサヒ化成では、本社(岐阜県郡上市)と名古屋オフィスの2拠点体制で業務を行っています。社長は週のうち、本社と名古屋オフィスを行き来しながら勤務しており、遠方からの取引先対応や社内業務を分担していました。
こうした拠点配置の中で、日常的な業務判断や確認はメールや電話で行われていましたが、拠点が離れているため、相手の状況が分からず連絡をためらったり、確認に時間がかかったりする場面がありました。特に、急ぎの判断が必要な場面では、コミュニケーションのタイムラグが業務の流れに影響を与えることもありました。
「ちょっと相談したい」場面で、即座につながる手段がなかった
メールや電話では、短時間で済むはずの相談でもやり取りが断続的になり、判断までに時間を要するケースがありました。また、Web会議ツールは会議設定や準備が必要となるため、「少し確認したい」「今すぐ判断したい」といった場面では使いづらいという課題がありました。
その結果、本来であれば直接声を掛けてすぐに解決できるはずの相談が後回しになり、拠点間での迅速な連携を妨げる要因となっていました。リモート環境でも、対面に近い感覚で即座に相談できる仕組みの必要性が高まっていました。
お隣オフィスがアサヒ化成をどのようにサポートしているか
本社と名古屋オフィスを常時接続し、必要な瞬間に即相談できる環境を構築
株式会社アサヒ化成では、本社(岐阜県郡上市)と名古屋オフィスを「お隣オフィス」で常時接続し、拠点が離れていても互いの様子を確認できる環境を整えています。社長がどちらの拠点に出社している場合でも、画面越しに状況を把握したうえで、直接声を掛けて相談できるようになりました。
会議のために時間を確保したり、連絡のタイミングを探ったりする必要はなく、「今、少し相談したい」という場面で、すぐにつながる運用が可能になりました。緊急性の高い判断や現場からの確認事項も、その場で共有・判断できるようになり、拠点間のタイムラグを意識することなく業務を進められる環境が整っています。
お隣オフィスがアサヒ化成にもたらした変化
「ちょっと聞きたい」をためらわない、日常的なコミュニケーションが定着
「お隣オフィス」の導入により、アサヒ化成では役職や拠点の違いを意識せずに声を掛けられる環境が整いました。常時接続された画面越しに相手の様子を確認できるため、話しかけるタイミングを迷うことが少なくなり、短時間の確認や相談が日常的に行われています。その結果、判断のスピードが向上し、業務の流れを止めないコミュニケーションが現場に定着しています。
”現場スタッフと、距離を感じずに相談できる安心感ができています。”
「お隣オフィスを導入したことで、社長や他拠点のメンバーと、常につながっている感覚が生まれました。映像と音声で常時接続されているため、まるで同じ空間にいるような感覚で会話ができます。
気軽に声を掛けやすくなり、役職や拠点の違いによる距離も感じにくくなりました。日常業務の中での相談ややり取りがスムーズになったと感じています。」
朝日 崇光 氏
株式会社アサヒ化成 代表取締役
お隣オフィスならではの価値
会議ツールでは実現できない「常につながっている」業務コミュニケーション
アサヒ化成様が評価しているのは、「お隣オフィス」が会議のためのツールではなく、日常業務の中で自然に使えるコミュニケーション基盤である点です。話すために操作や準備を行う必要がなく、拠点間を常時接続することで、「今、話せるか」を確認しながら声を掛けることができます。
この常時接続という考え方により、短時間の確認や相談が業務の流れの中で完結し、対面時に近い感覚でのやり取りが可能になりました。結果として、業務スピードを落とすことなく、拠点間の連携を維持できる環境が整っています。
お隣オフィスは、特別な仕組みではなく業務の日常に溶け込んでいる
アサヒ化成では、「お隣オフィス」を新しいツールとして意識することなく、日常業務の延長として利用しています。導入後に特別なルールや運用を設けることはなく、必要なときに自然に声を掛ける手段として定着しています。その結果、使い方を意識することなく、拠点間のやり取りが日常的に行われる環境が維持されています。






