USB Type-CってどんなUSB?

USB(Universal Serial Bus)は、スマートフォンやプリンター等様々な機器とパソコンやアダプタを接続する規格として近年急速に普及しました。USBには様々なタイプがありますが、この中で、最も多く使用されているUSB Type-Cとはどのようなものでしょうか。さっそくみていきましょう。

USB Type-Cの特徴1:接続しやすい

USB Type-Cで最も特徴的かつ最大のメリットを生み出しているのがその形状です。これまでのUSBは、コネクタの形状に上下があり、差込口に対してコネクタが上下逆の状態では接続できませんでした。しかし、このUSB Type-Cは角丸の長方形型のコネクタで、上下が同一の形状であるため、上下のどちら側が上でも接続が可能です。これにより、暗がりでの作業時や手元が良く見えないような位置の差込口にも楽に接続することができます。コネクタは24ピンとなっています。

USB Type-Cの特徴2:データの転送速度が速い

USB Type-Cは、転送規格がUSB 3.2 Gen1、USB 3.2 Gen2もしくはUSB 3.2 Gen2×2で、それぞれの転送速度は、USB 3.2Gen1で5Gbps、USB 3.2 Gen2で10Gbps、USB 3.2 Gen2×2で20Gbpsとなっています。従来の転送規格と比較すると約10~40倍の転送速度です。データの転送速度が速いということは、大容量のデータをストレスなくやりとりできます。よって、USB Type-Cは、クリアな音声や画質が求められる用途ではより効果を発揮します。大容量データも快適に通信できるため、一例をあげると、Web会議で使用する機器同士の接続に使用する等は効果的です。

なお、上記で転送規格について記載しましたが、2019年2月に転送規格の商標が変更されており、下記のようになっています。

・旧規格名称:USB 3.0、USB3.1 Gen1→新規格名称:USB3.2 Gen1
・旧規格名称:USB 3.1→新規格名称:USB3.2 Gen2
・旧規格名称:USB 3.2→新規格名称:USB 3.2 Gen2×2

非常にややこしくなっていますので、購入する際は間違えないよう、よく確認することをお勧めします。

USB Type-Cの特徴3:様々な利便性

USB Type-Cは、USB Power Delivery規格に対応しており、最大100Wでの給電能力をもっています。給電能力が高いということはそれだけ短時間で充電できるということを意味します。従来型の標準的なUSB充電器で5Wの給電能力ですので、その性能は約20倍です。

また、USB Power Delivery規格に対応していることにより、給電やデータ通信において各機器同士の役割を交換することが可能となっています。この機能は、ロールスワップ呼ばれています。例えば、パソコンとスマートフォンを接続しデータ通信する場合、パソコンからスマートフォンへのデータ移動、スマートフォンからパソコンへのデータ移動と双方が可能となっています。給電でも、パソコンとモニター等の周辺機器を接続した場合、パソコンから周辺機器への給電、周辺機器からパソコンへの給電と双方が可能となります。これにより、各機器のそれぞれにACアダプターが必要ということもなくなります。オフィスの机回りなど、配線をすっきり収めたい場合などは特に適しています。

さらに、USB Power Delivery規格に対応していることにより、オルタネートモードという機能が備わっています。オルタネートモードとは様々な信号規格への対応が可能となる機能です。例えば、映像出力では、テレビならばHDMI、パソコンのモニターならばDisplayPortなど信号規格が異なり、これによってコネクタの形も違っています。しかし、オルタネートモードが備わっていれば、パソコンから他の機器へ映像を出力する場合なども、出力側の機器がテレビであろうがパソコンのモニターであろうがUSB Type-Cのみで可能となります。様々な通信規格の機器ごとに何本もケーブルを用意する必要はなくなります。よって、ケーブルや配線をすっきり収めたい会議室などでの利用はより効果的です。

USB Type-Cは高機能で利便性が高い

USB Type-Cは、容易な接続ができ、データ通信速度が速く、双方向のデータのやり取りや給電が可能であるという高い機能を備えています。また、使用するケーブルや電源の種類を少なくすることも可能です。その高機能性、利便性により今後利用は増えていくと思われます。

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